大判錦絵 天保2年(1831)頃
「神奈川沖」とは、東海道の宿場町・神奈川(横浜市神奈川区)の沖合を意味します。つまり、この絵は、現在の東京湾上から見た景色を描いたものということになります。波間に見えるのは、房総や伊豆から江戸へと鮮魚を運ぶ押送船(おしおくりぶね)で、大波に翻弄されているかのようです。力強く立ち上がる大波に対峙するのは、端正な姿でたたずむ富士山。静と動の対比によって雄大な景色が表現されています。冨嶽三十六景シリーズ全46図だけではなく、葛飾北斎の全画業においても代表作とされています。英語でのタイトルは「The Grate Wave」。
世界的にも有名なこの絵は、本牧の海を描いたものと言われています(諸説あり)。

葛飾北斎が描いたこの絵は、日本のパスポートや、千円札の図柄にも採用されました。



「神奈川沖浪裏」は本牧?! 新千円札の裏絵、北斎の傑作に | 金沢区・磯子区 | タウンニュース
新千円札の裏絵に決まった葛飾北斎『富嶽三十六景・神奈川沖浪裏』。そのモチーフは千葉の木更津や富津、または金沢の海という説もあるが、その中でも有力視されているのが「本牧」…


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