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【DOS】ヘルプ

>HELP
特定のコマンドの詳細情報は、"HELP コマンド名" を入力してください
ASSOC    ファイル拡張子の関連付けを表示または変更します。
ATTRIB   ファイルの属性を表示または変更します。
BREAK    拡張 CTRL+C チェックを設定または解除します。
BCDEDIT  ブート データベースのプロパティを設定して起動時の読み込みを制御します。
CACLS    ファイルのアクセス制御リスト (ACL) を表示または変更します。
CALL     バッチ プログラム中から、別のバッチ プログラムを呼び出します。
CD       現在のディレクトリを表示または変更します。
CHCP     有効なコード ページ番号を表示または設定します。
CHDIR    現在のディレクトリを表示または変更します。
CHKDSK   ディスクをチェックし、状態を表示します。
CHKNTFS  起動時のディスクのチェックを表示または変更します。
CLS      画面を消去します。
CMD      Windows コマンド インタープリターを新しく起動します。
COLOR    コンソールの文字と背景の既定の色を設定します。
COMP     2 個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較します。
COMPACT  NTFS パーティション上のファイルの圧縮状態を表示または変更します。
CONVERT  FAT ボリュームを NTFS に変換します。現在のドライブは変換できません。
COPY     1 個以上のファイルを別の場所にコピーします。
DATE     日付を表示または変更します。
DEL      1 個以上のファイルを削除します。
DIR      ディレクトリ中のファイルやサブディレクトリの一覧を表示します。
DISKPART ディスク パーティションのプロパティを表示または構成します。
DOSKEY   コマンド ラインの編集、Windows コマンドの再呼び出し、マクロの
         作成をします。
DRIVERQUERY
         現在のデバイス ドライバーの状態とプロパティを表示します。
ECHO     メッセージの表示、コマンド エコーのオン、オフの指定をします。
ENDLOCAL バッチ ファイルで、環境変数のローカル化を終了します。
ERASE    1 個以上のファイルを削除します。
EXIT     CMD.EXE プログラム (コマンド インタープリター) を終了します。
FC       2 個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較して、それらの違いを
         表示します。
FIND     ファイルの中からテキスト文字列を検索します。
FINDSTR  ファイルの中から文字列を検索します。
FOR      指定されたコマンドを、ファイルの集合の各ファイルに対して実行
         します。
FORMAT   Windows で使用するためのディスクをフォーマットします。
FSUTIL   ファイル システム プロパティを表示または構成します。
FTYPE    ファイル拡張子の関連付けで使われるファイル タイプを表示または変更
         します。
GOTO     バッチ プログラム中で、ラベルで定義されている行へ Windows コマンド
         インタープリターの実行を移します。
GPRESULT コンピューターまたはユーザーのグループ ポリシー情報を表示します。
GRAFTABL Windows がグラフィック モードで拡張文字セットを表示できるように
         します。
HELP     Windows コマンドのヘルプ情報を表示します。
ICACLS   ファイルおよびディレクトリの ACL を表示、
         変更、バックアップまたは復元します。
IF       バッチ ファイル中で、条件処理を実行します。
LABEL    ディスクのボリューム ラベルを作成、変更、または削除します。
MD       ディレクトリを作成します。
MKDIR    ディレクトリを作成します。
MKLINK   シンボリック リンクおよびハード リンクを作成します。
MODE     システム デバイスを設定します。
MORE     出力を一度に 1 画面ずつ表示します。
MOVE     1 個以上のファイルをディレクトリから別のディレクトリに移動します。
OPENFILES
         リモート ユーザーによって開かれている共有ファイルを表示します。
PATH     実行可能ファイルの検索パスを表示または設定します。
PAUSE    バッチ ファイルの処理を一時停止し、メッセージを表示します。
POPD     現在のディレクトリを PUSHD で保存したディレクトリに戻します。
PRINT    テキスト ファイルを印刷します。
PROMPT   Windows コマンド プロンプトを変更します。
PUSHD    現在のディレクトリを保存して、変更します。
RD       ディレクトリを削除します。
RECOVER  不良または欠陥ディスクから読み出し可能な情報を復元します。
REM      バッチ ファイルや CONFIG.SYS の中で、コメント (注釈) を記録します。
REN      ファイルの名前を変更します。
RENAME   ファイルの名前を変更します。
REPLACE  ファイルを置き換えます。
RMDIR    ディレクトリを削除します。
ROBOCOPY ファイルやディレクトリ構造をコピーする詳細ユーティリティです。
SET      Windows 環境変数を表示、設定、または削除します。
SETLOCAL バッチ ファイルで、環境変数のローカル化を開始します。
SC       サービス (バックグラウンド プロセス) を表示または構成します。
SCHTASKS コンピューター上で実行されるコマンドとプログラムをスケジュールします。
SHIFT    バッチ ファイルで、置き換え可能パラメーターの位置をシフトします。
SHUTDOWN ローカルまたはリモートのコンピューターのシャットダウンを許可します。
SORT     入力を並べ替えます。
START    別のウィンドウを起動して、指定したプログラムまたはコマンドを実行
         します。
SUBST    パスをドライブ名で置き換えます。
SYSTEMINFO
         コンピューター特有のプロパティと構成を表示します。
TASKLIST サービスを含む現在実行されているすべてのタスクを表示します。
TASKKILL 実行されているプロセスまたはアプリケーションを削除または停止します。
TIME     システム時刻を表示または変更します。
TITLE    コマンド プロンプト ウィンドウのタイトルを設定します。
TREE     ドライブまたはパスのディレクトリ構造を図式表示します。
TYPE     テキスト ファイルの内容を表示します。
VER      Windows のバージョンを表示します。
VERIFY   ファイルがディスクへ正しく書き込まれたかを照合するかどうか
         Windows へ指定します。
VOL      ディスクのボリューム ラベルとシリアル番号を表示します。
XCOPY    ファイルやディレクトリ構造をコピーします。
WMIC     対話型コマンド シェルで WMI 情報を表示します。

ツールの詳細な情報については、オンライン ヘルプのコマンド ライン リファレンスを参照してください。

【A】

ASSOC

ファイル拡張子の関連付けを表示または変更します。

>help ASSOC
ファイル拡張子の関連付けを表示または変更します。

ASSOC [.拡張子[=[ファイル タイプ]]]

  .拡張子          ファイル タイプに関連付ける拡張子を指定します。
  ファイル タイプ  拡張子に関連付けるファイル タイプを指定します。

パラメーターを指定しないで「ASSOC」と入力すると、現在のファイルの関連付け
を表示します。ファイル拡張子を指定して ASSOC を実行すると、そのファイル
拡張子の現在のファイルの関連付けを表示します。ファイル タイプやコマンド
を指定しないと、そのファイル拡張子の関連付けを削除します。

ATTRIB

ファイルの属性を表示または変更します。

>help ATTRIB
ファイル属性を表示または変更します。

ATTRIB [+R | -R] [+A | -A] [+S | -S] [+H | -H] [+O | -O] [+I | -I] [+X | -X] [+P | -P] [+U | -U]
       [ドライブ:][パス][ファイル名] [/S [/D]] [/L]

  +   属性を設定します。
  -   属性を解除します。
  R   読み取り専用ファイル属性。
  A   アーカイブ ファイル属性。
  S   システム ファイル属性。
  H   隠しファイル属性。
  O   オフライン属性。
  I   非インデックス対象ファイル属性。
  X   スクラブ ファイルなし属性。
  V   整合性属性。
  P   固定属性。
  U   固定解除属性。
  B   SMR BLOB 属性。
  [ドライブ:][パス][ファイル名]
      attrib で処理するファイルを指定します。
  /S  現在のフォルダーとすべてのサブフォルダーの一致するファイルを
      処理します。
  /D  フォルダーも処理します。
  /L  Symbolic Link のターゲットに対する Symbolic Link
      の属性で動作します

【B】

BREAK

拡張 CTRL+C チェックを設定または解除します。

>help BREAK
DOS システム上で Ctrl + C キーの拡張チェック機能を設定または解除します。

この機能は DOS システムとの互換性を維持するために用意されています。Windows 上
では何も効果はありません。

Windows プラットフォームでコマンド拡張機能を有効にして実行中の場合、
デバッガーによるデバッグ時に BREAK コマンドはハード コード ブレークポイント
を入力します。

BCDEDIT

ブート データベースのプロパティを設定して起動時の読み込みを制御します。

>help BCDEDIT

BCDEDIT - ブート構成データ ストア エディター

Bcdedit.exe コマンド ライン ツールは、ブート構成データ ストアを修正します。
ブート構成データ ストアにはブート構成パラメーターが含まれ、オペレーティング
システムのブート方法を制御します。これらのパラメーターは、以前は Boot.ini
ファイル (BIOS ベースのオペレーティング システム内) か、不揮発性 RAM エントリ
(拡張ファームウェア インターフェイスベースのオペレーティング システム内) に
ありました。Bcdedit.exe を使用して、ブート構成データ ストアのエントリを追加、
削除、編集、および付加することができます。

詳細なコマンドとオプション情報については、「bcdedit.exe /? / <コマンド>」を入力
してください。たとえば、/createstore コマンドについて詳細情報を表示するには
以下のように入力します。

     bcdedit.exe /? /createstore

ヘルプ ファイルのトピック順の一覧を参照するには、"bcdedit /? TOPICS" を実行
します。

ストアの操作のコマンド
======================
/store          現在のシステムの既定以外の BCD ストアを指定するために使用されます。
/createstore    新しい空のブート構成データ ストアを作成します。
/export         システム ストアの内容をファイルにエクスポートします。
                このファイルは、システム ストアの状態を復元するために後から使用
                することができます。
/import         /export コマンドで作成されたバックアップ ファイルを使用して、
                システム ストアの状態を復元します。
/sysstore       システム ストア デバイスを設定します (EFI システムにのみ有効
                です。設定内容は再起動後まで維持されません。システム ストア
                デバイスが明確に指定されていない場合にのみ使用されます)。

ストア内のエントリの操作のコマンド
==================================
/copy           ストアにエントリのコピーを作成します。
/create         ストアに新しいエントリを作成します。
/delete         ストアからエントリを削除します。
/mirror         ストアにエントリのミラーを作成します。

これらのコマンドで使用する ID の情報については bcdedit /? ID を実行して
ください。

エントリ オプションの操作のコマンド
===================================
/deletevalue    ストアからエントリ オプションを削除します。
/set            ストアにエントリ オプションの値を設定します。

これらのコマンドで使用するデータの種類の一覧については bcdedit /? TYPES を実行
してください。
有効なデータ形式の一覧については bcdedit /? FORMATS を実行してください。

出力を制御するコマンド
======================
/enum           ストアのエントリを一覧表示します。
/v              既知の識別子名を使用するのではなく、エントリ識別子を完全な
                形式で表示するコマンド ライン オプションです。
                ACTIVE な種類のエントリ識別子の完全な形式を表示するコマンド
                として /v を使用します。

"bcdedit" の実行は "bcdedit /enum ACTIVE" の実行と同じです。

ブート マネージャーを制御するコマンド
===================================
/bootsequence   ブート マネージャーの 1 回限りのブート シーケンスを設定します。
/default        ブート マネージャーが使用する既定のエントリを設定します。
/displayorder   ブート マネージャーがマルチブート メニューを表示する順序を設定
                します。
/timeout        ブート マネージャーのタイムアウト値を設定します。
/toolsdisplayorder  ブート マネージャーがツール メニューを表示する順序を設定
                    します。

ブート アプリケーションの緊急管理サービスを制御するコマンド
===========================================================
/bootems        ブート アプリケーションの緊急管理サービスを有効または無効に
                します。
/ems            オペレーティング システム エントリの緊急管理サービスを有効
                または無効にします。
/emssettings    グローバルな緊急管理サービスのパラメーターを設定します。

デバッグを制御するコマンド
==========================
/bootdebug      ブート アプリケーションのブート デバッグを有効または無効に
                します。
/dbgsettings    グローバル デバッガー パラメーターを設定します。
/debug          オペレーティング システム エントリのカーネル デバッグを有効
                または無効にします。
/hypervisorsettings  ハイパーバイザー パラメーターを設定します。

リモート イベント ログを制御するコマンド
=========================================
/eventsettings  グローバルなリモート イベント ログ パラメーターを設定します。
/event          オペレーティング システム エントリのリモート イベント ログを
                有効または無効にします。

【C】

CACLS

ファイルのアクセス制御リスト (ACL) を表示または変更します。

>help CACLS

 注意: CACLS の使用は推奨されていません。ICACLS を使用してください。

 ファイルのアクセス制御リスト (ACL) を表示または変更します。

 CACLS ファイル名 [/T] [/M] [/L] [/S[:SDDL]] [/E] [/C]
                   [/G ユーザー名:アクセス権] [/R ユーザー名 [...]]
                   [/P ユーザー名:アクセス権 [...]] [/D ユーザー名 [...]]
    ファイル名     ACL を表示します。
    /T             現在のディレクトリとすべてのサブディレクトリにある
                   指定されたファイルの ACL を変更します。
    /L             ターゲットではなくシンボリック リンク自体で動作します
    /M             ディレクトリにマウントされたボリュームの ACL を変更します
    /S             DACL の SDDL 文字列を表示します。
    /S:SDDL        ACL を SDDL 文字列で指定されたもので置き換えます
                   (/E、/G、/R、/P、または /D では無効)。
    /E             ACL を置き換えずに編集します。
    /C             アクセス拒否エラーを無視して、アクセスを続行します。
    /G ユーザー名:アクセス権
                   指定されたユーザーにアクセス権を与えます。
                   アクセス権: R  読み取り
                               W  書き込み
                               C  変更 (書き込み)
                               F  フル コントロール
    /R ユーザー名
                   指定されたユーザーのアクセス権を失効させます
                   (/E オプションと共に使用)。
    /P ユーザー名:アクセス権
                   指定されたユーザーのアクセス権を置き換えます。
                   アクセス権: N  なし
                               R  読み取り
                               W  書き込み
                               C  変更 (書き込み)
                               F  フル コントロール
    /D ユーザー名  指定されたユーザーのアクセスを拒否します。
 複数のファイルを指定するには、ワイルドカードを使用できます。
 複数のユーザーを指定できます。

 省略形:
    CI - コンテナー継承。
         ACE はディレクトリに継承されます。
    OI - オブジェクト継承。
         ACE はファイルに継承されます。
    IO - 継承のみ。
         ACE は現在のファイル/ディレクトリに適用されません。
    ID - 継承済み。
         ACE は親ディレクトリの ACL から継承されました。

CALL

バッチ プログラム中から、別のバッチ プログラムを呼び出します。

>help CALL
バッチ プログラムを別のバッチ プログラムから呼び出します。

CALL [ドライブ:][パス]ファイル名 [バッチパラメーター]

  バッチパラメーター   バッチ プログラムで必要なコマンド ライン情報を指定します。

コマンド拡張機能を有効にすると、CALL は次のように変更されます:

CALL コマンドは、CALL のターゲットとしてラベルを受け付けるようになります。
構文は、次のとおりです:

    CALL :ラベル 引数

指定された引数で新しいバッチ ファイル コンテキストが作成され、指定
されたラベルの次の文に制御が渡されます。バッチ スクリプト ファイルの
最後に 2 回到達することによって、2 回 "終了" する必要があります。
1 回目に最後に到達したときには、制御は CALL 文の次の行に返されます。
2 回目に、バッチ スクリプトが終了します。バッチ スクリプトから "戻る"
ための GOTO :EOF 拡張機能の説明については、GOTO /? と入力してください。

また、バッチ スクリプトの引数参照 (%0、%1 など) の展開は、次のように
変更されました:


    %* バッチ スクリプト内では、すべての引数 (%1、%2、%3、%4、
        %5 など) を参照します。

    バッチ パラメーター (%n) の置換は拡張されました。次のオプション構文
    を使うことができます:

        %~1         - すべての引用句 (") を削除して、%1 を展開します。
        %~f1        - %1 を完全修飾パス名に展開します。
        %~d1        - %1 をドライブ文字だけに展開します。
        %~p1        - %1 をパスだけに展開します。
        %~n1        - %1 をファイル名だけに展開します。
        %~x1        - %1 をファイル拡張子だけに展開します。
        %~s1        - 展開されたパスは、短い名前だけを含みます。
        %~a1        - %1 をファイル属性に展開します。
        %~t1        - %1 をファイルの日付/時刻に展開します。
        %~z1        - %1 をファイルのサイズに展開します。
        %~$PATH:1   - PATH 環境変数に指定されているディレクトリを検索し、
                       最初に見つかった完全修飾名に %1 を展開します。
                       環境変数名が定義されていない場合、または
                       検索してもファイルが見つからなかった場合は、
                       この修飾子を指定すると空の文字列に展開されます。

    修飾子を組み合わせて、複合結果を得ることもできます:

        %~dp1       - %1 をドライブ文字とパスだけに展開します。
        %~nx1       - %1 をファイル名と拡張子だけに展開します。
        %~dp$PATH:1 - PATH 環境変数に指定されているディレクトリを
                       検索して %1 を探し、最初に見つかったファイル
                       のドライブ文字とパスだけに展開します。
        %~ftza1     - %1 を DIR の出力行のように展開します。

    上の例の %1 と PATH は、他の有効な値で置き換えることができ
    ます。%~ 構文は有効な引数の数によって区切られます。%~ 修飾子
    は %* と同時には使用できません。

CD

現在のディレクトリを表示または変更します。

>help CD
現在のディレクトリを変更したり、ディレクトリ名を変更したりします。

CHDIR [/D] [ドライブ:][パス]
CHDIR [..]
CD [/D] [ドライブ:][パス]
CD [..]

  ..   親ディレクトリに変更するときに指定します。

CD ドライブ: と入力すると指定されたドライブの現在のディレクトリが表示
されます。パラメーターを指定しないで CD と入力すると、現在のドライブと
ディレクトリが表示されます。

現在のディレクトリだけでなく、現在のドライブも変更するには /D オプショ
ンを使用してください。

コマンド拡張機能を有効にすると、CHDIR は次のように変更されます:

現在のディレクトリの文字列に入力された大文字と小文字は、ディスク上の名前
と同じになるように変換されます。たとえば、ディスク上のディレクトリ名が
Temp である場合、CD C:\TEMP と入力すると、現在のディレクトリは C:\Temp に設定されます。

CHDIR コマンドは空白を区切り文字として扱わなくなるため、空白文字を
含むサブディレクトリ名を引用符で囲まなくても、CD を実行して
にそのサブディレクトリに移動できるようになります。たとえば、

    cd \winnt\profiles\username\programs\start menu

は、次と同じです:

    cd "\winnt\profiles\username\programs\start menu"

拡張機能が無効である場合は、こちらを入力します。

CHCP

有効なコード ページ番号を表示または設定します。

>help CHCP
現在のコード ページ番号を表示または設定します。

CHCP [nnn]

  nnn   コード ページ番号を指定します。

現在のコード ページ番号を表示するときは、パラメーターを指定せずに CHCP と入力してください。

CHDIR

現在のディレクトリを表示または変更します。

>help CHDIR
現在のディレクトリを変更したり、ディレクトリ名を変更したりします。

CHDIR [/D] [ドライブ:][パス]
CHDIR [..]
CD [/D] [ドライブ:][パス]
CD [..]

  ..   親ディレクトリに変更するときに指定します。

CD ドライブ: と入力すると指定されたドライブの現在のディレクトリが表示
されます。パラメーターを指定しないで CD と入力すると、現在のドライブと
ディレクトリが表示されます。

現在のディレクトリだけでなく、現在のドライブも変更するには /D オプショ
ンを使用してください。

コマンド拡張機能を有効にすると、CHDIR は次のように変更されます:

現在のディレクトリの文字列に入力された大文字と小文字は、ディスク上の名前
と同じになるように変換されます。たとえば、ディスク上のディレクトリ名が
Temp である場合、CD C:\TEMP と入力すると、現在のディレクトリは C:\Temp に設定されます。

CHDIR コマンドは空白を区切り文字として扱わなくなるため、空白文字を
含むサブディレクトリ名を引用符で囲まなくても、CD を実行して
にそのサブディレクトリに移動できるようになります。たとえば、

    cd \winnt\profiles\username\programs\start menu

は、次と同じです:

    cd "\winnt\profiles\username\programs\start menu"

拡張機能が無効である場合は、こちらを入力します。

CHKDSK

ディスクをチェックし、状態を表示します。

>help CHKDSK
ディスクをチェックし、現在の状態を表示します。


CHKDSK [ボリューム[[パス]ファイル名]]] [/F] [/V] [/R] [/X] [/I] [/C] [/L[:サイズ]] [/B] [/scan] [/spotfix]


  ボリューム        ドライブ文字 (文字の後にはコロンを付ける)、
                    マウント ポイント、ボリューム名を指定します。
  filename            FAT/FAT32 のみ: 断片化をチェックするファイルを
                      指定します。
  /F                ディスクのエラーを修復します。
  /V                  On FAT/FAT32: ディスクの全ファイルの完全なパスと名前を表示
                      します。
                      On NTFS: クリーンアップ メッセージがあればそれも表示します。
  /R                  不良セクターを見つけて、読み取り可能な情報を回復します (/scan
                      を指定しない場合、/F も暗黙的に指定されます)。
  /L:size             NTFS のみ:  指定されたキロバイト数にログ ファイル サイズを
                      変更します。サイズが指定されていないときは、現在のサイズを
                      表示します。
  /X                  必要であれば、最初にボリュームを強制的にマウント解除します。
                      ボリュームに対して開かれているすべてのハンドルは、無効になり
                      ます (/F も暗黙的に指定されます)。
  /I                  NTFS のみ: インデックス エントリのチェックを抑制して実行しま
                      す。
  /C                  NTFS のみ: フォルダー構造内の周期的なチェックをスキップ
                      します。
  /B                  NTFS のみ: ボリューム上の不良クラスターを再評価します (/R も
                      暗黙的に指定されます)。
  /scan               NTFS のみ: ボリュームに対してオンライン スキャンを実行します。
  /forceofflinefix    NTFS のみ: ("/scan" と共に使用する必要があります)
                      すべてのオンライン修復を無視します。検出されたすべての障害は
                      オフライン修復のためにキューに挿入されます ("chkdsk /spotfix")。
  /perf               NTFS のみ: ("/scan" と共に使用する必要があります)
                      できる限り早くスキャンが完了するようにより多くのシステム
                      リソースを使用します。これにより、システムで実行中の他のタスク
                      のパフォーマンスが低下する可能性があります。
  /spotfix            NTFS のみ: ボリュームに対してスポット修正を実行します。
  /sdcleanup          NTFS のみ: 不要なセキュリティ記述子データを
                      ガベージ コレクトします (/F も暗黙的に指定されます)。
  /offlinescanandfix  オフライン スキャンを実行し、ボリューム上で修正します。
  /freeorphanedchains FAT/FAT32/exFAT のみ: 孤立したクラスタ チェーンを
                      それらのコンテンツを回復する代わりに解放します。
  /markclean          FAT/FAT32/exFAT のみ: /F が指定されていない場合であっても
                      破損が検出されなかった場合、ボリュームをクリーンとしてマークします。

/I または /C スイッチは、ボリュームの特定のチェックをスキップして、Chkdsk の
実行時間を短縮します。

CHKNTFS

起動時のディスクのチェックを表示または変更します。

>help CHKNTFS
CHKNTFS ボリューム [...]
CHKNTFS /D
CHKNTFS /T[:時間]
CHKNTFS /X ボリューム [...]
CHKNTFS /C ボリューム [...]

  ボリューム  ドライブ文字 (文字の後にはコロンを付ける)、マウント
               ポイント、ボリューム名を指定します。
  /D          コンピューターを既定の動作に戻します。
              起動時にすべてのドライブを検査し、エラーがあったドライブに
              対して CHKDSK を実行します。
  /T:時間     指定された時間を秒に変換して、AUTOCHK を開始するカウント
              ダウン時間へ設定します。
              時間が指定されていなければ、現在の設定を表示します。
  /X          ドライブを既定の起動時の検査から除外します。
              除外するドライブは、このコマンドを実行するたびに指定する
              必要があります。
  /C          ブート時にドライブを検査するようにスケジュールします。
              ドライブにエラーがある場合、chkdsk が起動されます。

スイッチが指定されていない場合は、CHKNTFS は指定されたドライブに
エラーがあるかどうか、次回の再起動で確認を行うようスケジュールされて
いるかどうかを表示します。

CLS

画面を消去します。

>help CLS
画面を消去します。

CLS

CMD

>help CMD
Windows コマンド インタープリターの新しいインスタンスを開始します。

CMD [/A | /U] [/Q] [/D] [/E:ON | /E:OFF] [/F:ON | /F:OFF] [/V:ON | /V:OFF]

    [[/S] [/C | /K] 文字列]

/C      "文字列" に指定されたコマンドを実行した後、終了します。
/K      "文字列" に指定されたコマンドを実行しますが、終了しません。
/S      /C または /K の後の文字列の扱いを変更します
        (以下の説明を参照してください)。
/Q      エコーをオフにします。
/D      レジストリからの AutoRun コマンドの実行を無効にします
        (下記を参照してください)。
/A      内部コマンドの出力結果を ANSI でパイプまたはファイルに出力します。
/U      内部コマンドの出力結果を Unicode でパイプまたはファイルに出力します。
/T:fg   前景色および背景色を設定します (詳細は COLOR /? を参照してください)。
/E:ON   コマンド拡張機能を有効にします (以下の説明を参照してください)。
/E:OFF  コマンド拡張機能を無効にします (以下の説明を参照してください)。
/F:ON   ファイル名およびディレクトリ名補完文字を有効にします
        (以下の説明を参照してください)。
/F:OFF  ファイルおよびディレクトリ名補完文字を無効にします
        (以下の説明を参照してください)。
/V:ON   区切り文字として ! を使って遅延環境変数の展開を有効にします。
        たとえば、/V:ON とすると、!var! は、実行時に変数 var を展開します。
        var 構文は、FOR ループ中とは違い、入力時に変数を展開します。
/V:OFF  遅延環境展開を無効にします。

コマンド セパレーター '&&' で区切られた複数のコマンドが引用符で囲まれている場合
は、"文字列" として指定されます。また互換性の理由から /X と /E:ON、/Y と
/E:OFF、および /R と /C は同じです。その他のスイッチは無視されます。

/C または /K が指定されている場合、スイッチの後の残りのコマンド ラインが
コマンド ラインとして処理されます。次のルールが引用符 (") の処理に使われます:

    1.  次のすべての条件に一致する場合、コマンド ラインの引用符が有効になり
        ます:

        - /S スイッチがない
        - 引用符が 1 組ある
        - 引用符の中に特殊文字がない
          (特殊文字は &<>()@^| です)
        - 引用符の中に 1 つ以上のスペースがある
        - 引用符の中の文字列が、実行可能ファイルの名前である

    2.  最初の文字が引用符であるにも関わらず上の条件に一致しない場合は、最初
        の引用符とコマンド ラインの最後の引用符が削除され、最後の引用符の後
        のテキストが有効になります。

コマンド ラインで /D が指定されなかった場合は、CMD.EXE の開始時に次の REG_SZ
または REG_EXPAND_SZ レジストリ変数が検索されます。次のレジストリ変数の両方
またはどちらかが存在する場合、それらを最初に実行します。

    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\AutoRun

        および/または

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor\AutoRun

既定では、コマンド拡張機能は有効です。拡張機能を無効にして CMD.EXE を
起動するには、/E:OFF スイッチを使用します。コンピューターまたは
ユーザー ログオン セッションで起動される CMD.EXE コマンド
すべてに対して拡張機能を有効または無効にするには、REGEDIT.EXE を使って
レジストリにある次の REG_DWORD 値を設定します。コンピューターに対しては、

    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\EnableExtensions

に 0x1 を設定すると有効になり、0x0 を設定すると無効になります。
ログオン セッションに対しては、

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor\EnableExtensions

に 0x1 を設定すると有効になり、0x0 を設定すると無効になります。
ユーザー固有の設定は、コンピューターの設定より優先されます。
コマンド ライン スイッチは、レジストリの設定より優先されます。

バッチ ファイルでは、SETLOCAL ENABLEEXTENSIONS または DISABLEEXTENSIONS 引数は
/E:ON または /E:OFF スイッチよりも優先されます。詳細については SETLOCAL /? を
参照してください。

コマンド拡張機能には、次のコマンドに対する変更または追加が含まれています。

    DEL または ERASE
    COLOR
    CD または CHDIR
    MD または MKDIR
    PROMPT
    PUSHD
    POPD
    SET
    SETLOCAL
    ENDLOCAL
    IF
    FOR
    CALL
    SHIFT
    GOTO
    START (外部コマンドの起動の変更を含みます)
    ASSOC
    FTYPE

詳細は、コマンド名の後に「/?」と入力すると表示されるヘルプを参照してください。
レジストリにある次の
REG_DWORD 値を設定します。コンピューターに対しては、

    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\EnableExtensions

に 0x1 を設定すると有効になり、0x0 を設定すると無効になります。
ログオン セッションに対しては、

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor\EnableExtensions

に 0x1 を設定すると有効になり、0x0 を設定すると無効になります。
ユーザー固有の設定は、コンピューターの設定より優先されます。
コマンド ライン スイッチは、レジストリの設定より優先されます。

バッチ ファイルでは、SETLOCAL ENABLEEXTENSIONS または DISABLEEXTENSIONS 引数は
/E:ON または /E:OFF スイッチよりも優先されます。詳細については SETLOCAL /? を
参照してください。

コマンド拡張機能には、次のコマンドに対する変更または追加が含まれています。

    DEL または ERASE
    COLOR
    CD または CHDIR
    MD または MKDIR
    PROMPT
    PUSHD
    POPD
    SET
    SETLOCAL
    ENDLOCAL
    IF
    FOR
    CALL
    SHIFT
    GOTO
    START (外部コマンドの起動の変更を含みます)
    ASSOC
    FTYPE

詳細は、コマンド名の後に「/?」と入力すると表示されるヘルプを参照してください。

既定では、遅延環境変数の展開は有効ではありません。遅延環境変数の展開を有効また
は無効にして CMD.EXE を起動するには、/V:ON または /V:OFF スイッチを使います。
コンピューターまたはログオン セッションで起動される CMD.EXE コマンドすべてに対
して遅延の展開を有効または無効にするには、REGEDIT.EXE を使ってレジストリにある
次の REG_DWORD 値を設定します。コンピューターに対しては、

    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\DelayedExpansion

に 0x1 を設定すると有効になり、0x0 を設定すると無効になります。
ユーザー ログオン セッションに対しては、

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor\DelayedExpansion

に 0x1 を設定すると有効になり、0x0 を設定すると無効になります。
ユーザー固有の設定は、コンピューターの設定より優先されます。
コマンド ライン スイッチは、レジストリの設定より優先されます。

バッチ ファイルでは、SETLOCAL ENABLEEXTENSIONS または DISABLEEXTENSIONS
引数は /V:ON または /V:OFF スイッチよりも優先されます。
詳細については SETLOCAL /? を参照してください。

遅延環境変数の展開が有効になっている場合、感嘆符を使うと実行時に環境変数の
値を置き換えることができます。

CMD.EXE の特定の起動のファイル名補完機能を有効または無効にするには、/F:ON
または /F:OFF スイッチを使用します。コンピューターとユーザー ログオン セッション
またはそのいずれかで起動される CMD.EXE コマンドすべてに対して補完機能を有効
または無効にするには、REGEDIT.EXE を使ってレジストリにある次の REG_DWORD 値を
設定します。コンピューターに対しては、

    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\CompletionChar
    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Command Processor\PathCompletionChar

に特定の機能に使う 16 進の制御文字を設定します (例 0x4 は Ctrl-D、0x6 は
Ctrl-F)。ユーザー ログオン セッションに対しては、

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor\CompletionChar
    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Command Processor\PathCompletionChar

に特定の機能に使う 16 進の制御文字を指定します (例: 0x4 は Ctrl-D、0x6 は
Ctrl-F)。
ユーザー固有の設定は、コンピューターの設定より優先されます。
コマンド ライン スイッチは、レジストリの設定より優先されます。

/F:ON スイッチで補完機能を有効にした場合、2 つの制御文字 (Ctrl-D はディレ
クトリ名補完機能、Ctrl-F はファイル名補完機能) が使用されます。
レジストリで特定の補完文字を無効にするには、制御文字として有効でないスペース
(0x20) の値を使用します。

2 つの制御文字のどちらかを入力すると、補完機能が起動されます。
パスが存在しない場合、プログラムはカーソルの左側のパス文字列にワイルド
カード文字を付加し、一致するパスの一覧を作成します。その後一致する最初の
パスを表示します。パスが一致しない場合、音を鳴らします。同じ制御文字を押し
続けると一致するパスの一覧を順に表示します。Shift キーを押しながら制御文字
を押すと一覧を逆回り表示します。行を編集して制御文字をもう一度押すと、保存
されていた一致したパスの一覧は破棄され、新しい一覧が作成されます。
ファイル名補完機能とディレクトリ名補完機能を切り替えたときも同様です。
2 つの制御文字の違いは、ディレクトリ補完文字がディレクトリ名だけを照合する
のに対し、ファイル名補完文字はファイルとディレクトリ名の両方を照合する点です。
ファイル補完機能が内部ディレクトリ コマンド (CD、MD または RD) に使用され
た場合、ディレクトリ補完機能と見なされます。

一致するパスの前後に引用符を付けると、補完機能コードでスペースまたは他の
特別な文字を含むファイル名が使用できるようになります。また、行の前に戻って
補完機能を起動した場合、補完機能が呼び出された時点でカーソルの右側に
あったテキストは破棄されます。

引用符が必要な特別な文字は次のとおりです:
 <スペース>
 &()[]{}^=;!'+,`~

Windows コマンド インタープリターを新しく起動します。

COLOR

コンソールの文字と背景の既定の色を設定します。

>help COLOR
コンソールの既定の前景色と背景色を設定します。

COLOR [属性]

  属性        コンソール出力の色属性を指定します。

色属性は、2 桁の 16 進数で指定します。
1 桁目は背景に、2 桁目は前景に対応します。
各桁には、次のいずれかの値を指定することができます:

    0 = 黒          8 = 灰色
    1 = 青          9 = 明るい青
    2 = 緑          A = 明るい緑
    3 = 水色        B = 明るい水色
    4 = 赤          C = 明るい赤
    5 = 紫          D = 明るい紫
    6 = 黄色        E = 明るい黄色
    7 = 白          F = 輝く白

引数を指定しないでこのコマンドを実行すると、CMD.EXE が起動されたときの
色を復元します。
この値は、現在のコンソール ウィンドウ、/T コマンド ライン スイッチ、
またはレジストリの DefaultColor 値から取得されます。

前景と背景に同じ色を指定して COLOR コマンドを実行しようとすると、
COLOR コマンドは、ERRORLEVEL を 1 に
設定します。

例: "COLOR fc" は、輝く白の上に明るい赤を表示します。

COMP

2 個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較します。

>help COMP
2 つのファイルまたはファイル セットの内容を比較します。

COMP [データ1] [データ2] [/D] [/A] [/L] [/N=行数] [/C] [/OFF[LINE]] [/M]

  データ1      比較する最初のファイルの場所と名前を指定します。
  データ2      比較する 2 番目のファイルの場所と名前を指定します。
  /D         相違点を 10 進数で表示します。
  /A         相違点を ASCII 文字で表示します。
  /L         相違のある行の行番号を表示します。
  /N=行数  各ファイルの先頭から指定された行数だけを比較します。
  /C         ファイルを比較するときに ASCII 文字の大文字と小文字を区別しません。
  /OFF[LINE] オフライン属性が設定されたファイルをスキップしません。
  /M         その他のファイルを比較するメッセージを表示しません。

ファイル セットを比較するときは、データ1 パラメーターとデータ2 パラメーターでワイルドカードを使用します。

COMPACT

NTFS パーティション上のファイルの圧縮状態を表示または変更します。

>help COMPACT
NTFS パーティション上のファイルの圧縮状態を表示または変更します。

COMPACT [/C | /U] [/S[:ディレクトリ]] [/A] [/I] [/F] [/Q]
        [/EXE[:アルゴリズム]] [/CompactOs[:オプション] [/WinDir:ディレクトリ]] [ファイル名 [...]]

  /C           指定されたファイルを圧縮します。/EXE を指定しない限り、
               ディレクトリは、後で追加されたファイルが圧縮されるように
               マークされます。
  /U           指定されたファイルを圧縮解除します。ディレクトリは、後で
               追加されたファイルが圧縮されないようにマークされます。
               /EXE を指定した場合は、実行可能ファイルとして圧縮された
               ファイルだけが圧縮解除されます。/EXE を省略した場合は、
               NTFS 圧縮ファイルだけが圧縮解除されます。
  /S           指定されたディレクトリおよびそのサブディレクトリにある
               ファイルに、指定された操作を実行します。
               "ディレクトリ" の既定値は現在のディレクトリです。
  /A           隠しファイルやシステム ファイルも表示します。既定の設定では、
               これらのファイルは省略されます。
  /I           エラーが発生した場合でも、指定された処理を続行します。
               既定の設定では、エラーが発生すると COMPACT は
               停止されます。
  /F           圧縮済みのファイルも含めて、指定されたすべてのファイルを
               強制圧縮します。既定の設定では圧縮済みのファイルはスキップ
               されます。
  /Q           重要な情報だけを報告します。
  /EXE         頻繁に読み取られ、変更されることのない実行可能ファイルに合わせて
               最適化された圧縮を使用します。次のアルゴリズムがサポートされています:
               XPRESS4K  (最速) (既定)
               XPRESS8K
               XPRESS16K
               LZX       (最小)
  /CompactOs   システムの圧縮状態を設定または照会します。次のオプションがサポートされます。
               query  - システムの圧縮状態を照会します。
               always - すべての OS バイナリを圧縮し、システムの状態を
                        圧縮に設定します。この状態は、管理者が変更しない限りそのままになります。
               never  - すべての OS バイナリを圧縮解除し、システムの状態を
                        無圧縮に設定します。この状態は、管理者が変更しない限りそのままになります。
  /WinDir    オフラインの OS を照会するときに、/CompactOs:query と共に使用します。
             Windows がインストールされているディレクトリを指定します。
  ファイル名   パターン、ファイル、またはディレクトリを指定します。

  パラメーターを指定せずに COMPACT を実行すると、現在のディレクトリと
  ディレクトリに含まれるすべてのファイルの圧縮状態を表示します。
  複数のファイル名やワイルド カードを指定できます。複数のパラメーターを
  指定する場合は、パラメーターをスペースで区切ってください。

CONVERT

FAT ボリュームを NTFS に変換します。現在のドライブは変換できません。

>help CONVERT
FAT ボリュームを NTFS に変換します。

CONVERT ボリューム /FS:NTFS [/V] [/CvtArea:ファイル名] [/NoSecurity] [/X]


  ボリューム  ドライブ文字 (文字の後にはコロンを付ける)、マウント
              ポイント、ボリューム名を指定します。
  /FS:NTFS    ボリュームを NTFS に変換することを指定します。
  /V          詳細モードで変換することを指定します。
  /CvtArea:ファイル名
              NTFS システム ファイルのプレース ホルダーにするルート ディレク
              トリの連続ファイルを指定します。
  /NoSecurity 変換されたファイルとディレクトリのセキュリティ設定に、どの
              ユーザーもアクセスが可能になるように指定します。
  /X          必要であれば、最初にボリュームを強制的にマウント解除します。
              ボリュームへの開いているハンドルはすべて無効になります。

COPY

1 個以上のファイルを別の場所にコピーします。

>help COPY
1 つまたは複数のファイルを別の場所にコピーします。

COPY [/D] [/V] [/N] [/Y | /-Y] [/Z] [/L] [/A | /B] 送り側 [/A | /B]
     [+ 送り側 [/A | /B] [+ ...]] [受け側 [/A | /B]]

  送り側    コピーするファイル (複数可) を指定します。
  /A        ASCII テキスト ファイルとして扱います。
  /B        バイナリ ファイルとして扱います。
  /D        受け側のファイルが暗号化が解除されて作成されるようにします。
  受け側    新しいファイルのディレクトリまたはファイル名 (複数可) を指定し
            ます。
  /V        新しいファイルが正しく書き込まれたか検査します。
  /N        MS-DOS 形式以外の名前のファイルをコピーするときに、利用可能な
            らば、短いファイル名を使用します。
  /Y        受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示し
            ません。
  /-Y       受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示し
            ます。
  /Z        ネットワーク ファイルを再起動可能モードでコピーします。
  /L        送り側がシンボリック リンクの場合は、送り側リンクが指し示す
            実際のファイルではなく、リンクをターゲットにコピーします。

環境変数 COPYCMD でスイッチ /Y が設定されている場合があります。
このスイッチは、コマンド ラインから /-Y が指定されると無効になります。既定
では、COPY コマンドがバッチ スクリプトから実行されていない場合、上書き確認
メッセージが表示されます。

複数のファイルを追加するときは、受け側に 1 個のファイルを指定し、送り側に
複数のファイルを指定します (ワイルドカードを使うか、ファイル 1 + ファイル 2 +
ファイル 3 と指定します)。

【D】

DATE

日付を表示または変更します。

>help DATE
日付を表示または設定します。

DATE [/T | 日付]

パラメーターの指定がない場合は、現在の日付が表示され、新しい日付の入力を
求められます。変更しない場合は、Enter キーを押します。

コマンド拡張機能を有効にすると、DATE コマンドは、/T スイッチを
サポートするようになります。このスイッチを指定すると、現在の日付
だけが表示され、新しい日付を入力するためのプロンプトは表示されません。

DEL

1 個以上のファイルを削除します。

>help DEL
ファイル (複数可) を削除します。

DEL [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前
ERASE [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前

  名前         ファイルまたはディレクトリ (複数可) の一覧を指定します。
                複数のファイルを削除するときはワイルドカードを使用できます。
                ディレクトリを指定した場合、ディレクトリ内のすべての
                ファイルが削除されます。

  /P            各ファイルを削除する前に確認のメッセージを表示します。
  /F            読み取り専用ファイルを強制的に削除します。
  /S            指定したファイルをすべてのサブディレクトリから削除します。
  /Q            ワイルドカードを使用して一括削除するときに確認のメッセージを表示しません。(Quiet モード)
  /A            属性により削除するファイルを選択します。
  属性    R  読み取り専用            S  システム ファイル
                H  隠しファイル               A  アーカイブ
                I  非インデックス対象ファイル  L  再解析ポイント
                O  オフライン ファイル              -  その属性以外

コマンド拡張機能を有効にすると、DEL と ERASE は次のように変更されます:

/S スイッチの表示形式が逆になり、見つからなかったファイルではなく
削除されたファイルだけが表示されるようになります。

DIR

ディレクトリ中のファイルやサブディレクトリの一覧を表示します。

>help DIR
ディレクトリ中のファイルとサブディレクトリを一覧表示します。

DIR [ドライブ:][パス][ファイル名] [/A[[:]属性]] [/B] [/C] [/D] [/L] [/N]
  [/O[[:]ソート順]] [/P] [/Q] [/R] [/S] [/T[[:]タイムフィールド]] [/W] [/X] [/4]

  [ドライブ:][パス][ファイル名]
              一覧表示するドライブ、ディレクトリ、またはファイルを指定します。

  /A          指定された属性のファイルを表示します。
  属性   D  ディレクトリ                R  読み取り専用
               H  隠しファイル               A  アーカイブ
               S  システム ファイル               I  非インデックス対象ファイル
               L  再解析ポイント             O  オフライン ファイル
               -  その属性以外
  /B          ファイル名のみを表示します (見出しや要約が付きません)。
  /C          ファイル サイズを桁区切り表示します。これは
              既定の設定です。/-C とすると桁区切りが表示されません。
  /D          /W と同じですが、ファイルを列で並べ替えた一覧を表示します。
  /L          小文字で表示します。
  /N          ファイル名を右端に表示する一覧形式を使用します。
  /O          ファイルを並べ替えて表示します。
  sortorder    N  名前順 (アルファベット)       S  サイズ順 (小さい方から)
               E  拡張子順 (アルファベット)   D  日時順 (古い方から)
               G  グループ (ディレクトリから)    -  降順
  /P          1 画面ごとに一時停止して表示します。
  /Q          ファイルの所有者を表示します。
  /R          ファイルの代替データ ストリームを表示します。
  /S          指定されたディレクトリおよびそのサブディレクトリのすべてのファイルを表示します。
  /T          どのタイム フィールドを表示するか、または並べ替えに使用するかを指定します。
  タイムフィールド   C  作成
              A  最終アクセス
              W  最終更新
  /W          ワイド一覧形式で表示します。
  /X          このオプションは 8dot3 形式以外のファイル名に対する短い名前を
              表示します。長い名前の前に短い名前を表示する点を除けば
              /N オプションと同じです。短い名前がない場合は、
              ブランクになります。
  /4          4 つの数字で年を表示します。

環境変数 DIRCMD にスイッチを設定できます。
/-W のように - (ハイフン) を付けると、そのスイッチは無効になります。

DISKPART

ディスク パーティションのプロパティを表示または構成します。

アクセスが拒否されました。

DOSKEY

コマンド ラインの編集、Windows コマンドの再呼び出し、マクロの作成をします。

>help DOSKEY
コマンド ラインの編集、Windows コマンドの再呼び出し、マクロの作成を行います。

DOSKEY [/REINSTALL] [/LISTSIZE=サイズ] [/MACROS[:ALL | :実行ファイル名]]
  [/HISTORY] [/INSERT | /OVERSTRIKE] [/EXENAME=実行ファイル名]
  [/MACROFILE=ファイル名][マクロ名=[テキスト]]

  /REINSTALL               Doskey の新しいコピーを組み込みます。
  /LISTSIZE=サイズ         コマンド履歴バッファーのサイズを設定します。
  /MACROS                  すべての Doskey マクロを表示します。
  /MACROS:ALL              Doskey マクロを含むすべての実行可能ファイルの
                           すべての Doskey マクロを表示します。
  /MACROS:実行ファイル名
                           指定した実行可能ファイルのすべての Doskey マクロを
                           表示します。
  /HISTORY                 メモリ内のすべてのコマンドを表示します。
  /INSERT                  入力したテキストが古いテキストに挿入されるように
                           指定します。
  /OVERSTRIKE              入力したテキストが古いテキストを上書きするように
                           指定します。
  /EXENAME=実行ファイル名  実行可能ファイルを指定します。
  /MACROFILE=ファイル名    作成するマクロ ファイル名を指定します。
  マクロ名                 作成するマクロ名を指定します。
  テキスト                 登録するコマンドを指定します。

上下方向キーはコマンドを再度呼び出します。Esc はコマンド ラインをクリア
します。F7 はコマンド履歴を表示します。Alt+F7 はコマンド履歴をクリアします。
F8 はコマンド履歴を検索します。F9 は数字によるコマンドを選択します。
Alt+F10 はマクロ定義をクリアします。

以下は、DOSKEY のマクロ定義で使用する特殊コードです:
$T     コマンド セパレーターです。マクロ中で複数のコマンドを定義できます。
$1-$9  バッチ パラメーターです。バッチ ファイル中の %1-%9 と同じ意味です。
$*     コマンド ライン上のマクロ名に続くテキストで置き換えられるシンボルです。

DRIVERQUERY

現在のデバイス ドライバーの状態とプロパティを表示します。

>help DRIVERQUERY
このコマンドはヘルプ ユーティリティでサポートされません。"DRIVERQUERY /?" を試してください。
>DRIVERQUERY /?

DRIVERQUERY [/S システム [/U ユーザー名 [/P [パスワード]]]]
              [/FO 形式] [/NH] [/SI] [/V]
説明:
    インストールされているデバイス ドライバーの一覧を管理者が
    表示できるようにします。

パラメーターの一覧:
      /S     システム             接続先のリモート システムを指定します。

      /U     [ドメイン\]ユーザー  ユーティリティを実行するユーザー
                                  コンテキストを指定します。

      /P     [パスワード]         与えられたユーザー コンテキストのパスワード
                                  を指定します。

      /FO     形式                表示する出力の種類を指定します。
                                  スイッチとともに引き渡す有効な値は
                                  TABLE、LIST、CSV です。

      /NH                          "カラム ヘッダー" を表示しない
                                  ように指定します。
                                  "TABLE" と "CSV" 形式でのみ有効です。

      /SI                         ドライバーのデジタル署名情報を提供します。

      /V                          詳細な情報を表示します。
                                  署名されたドライバーでは無効です。

      /?                          このヘルプのメッセージを表示します。

例:
    DRIVERQUERY
    DRIVERQUERY /FO CSV /SI
    DRIVERQUERY /NH
    DRIVERQUERY /S ipaddress /U ユーザー  /V
    DRIVERQUERY /S システム /U ドメイン\ユーザー /P パスワード /FO LIST

【E】

ECHO

メッセージの表示、コマンド エコーのオン、オフの指定をします。

>help ECHO
メッセージを表示したり、コマンド エコーの ON と OFF を切り替えます。

  ECHO [ON | OFF]
  ECHO [メッセージ]

現在のエコー設定を表示するには、パラメーターを指定せずに ECHO と入力してください。

ENDLOCAL

バッチ ファイルで、環境変数のローカル化を終了します。

>help ENDLOCAL
バッチ ファイルの環境変更のローカル化を終了します。
ENDLOCAL を実行した後で変更した環境設定はバッチ ファイル固有の設定で
はありません。
バッチ ファイルを終了しても前の設定は復元されません。

ENDLOCAL

コマンド拡張機能を有効にすると、ENDLOCAL は次のように変更されます:

対応する SETLOCAL が新しい ENABLEEXTENSIONS
または DISABLEEXTENSIONS オプションを使ってコマンド拡張機能を
有効または無効にしている場合は、
ENDLOCAL を実行した後、コマンド拡張機能の有効または無効の状態は対応
する SETLOCAL コマンドを実行する前の状態に復元されます。

ERASE

1 個以上のファイルを削除します。

>help ERASE
ファイル (複数可) を削除します。

DEL [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前
ERASE [/P] [/F] [/S] [/Q] [/A[[:]属性]] 名前

  名前         ファイルまたはディレクトリ (複数可) の一覧を指定します。
                複数のファイルを削除するときはワイルドカードを使用できます。
                ディレクトリを指定した場合、ディレクトリ内のすべての
                ファイルが削除されます。

  /P            各ファイルを削除する前に確認のメッセージを表示します。
  /F            読み取り専用ファイルを強制的に削除します。
  /S            指定したファイルをすべてのサブディレクトリから削除します。
  /Q            ワイルドカードを使用して一括削除するときに確認のメッセージを表示しません。(Quiet モード)
  /A            属性により削除するファイルを選択します。
  属性    R  読み取り専用            S  システム ファイル
                H  隠しファイル               A  アーカイブ
                I  非インデックス対象ファイル  L  再解析ポイント
                O  オフライン ファイル              -  その属性以外

コマンド拡張機能を有効にすると、DEL と ERASE は次のように変更されます:

/S スイッチの表示形式が逆になり、見つからなかったファイルではなく
削除されたファイルだけが表示されるようになります。

EXIT

CMD.EXE プログラム (コマンド インタープリター) を終了します。

>help EXIT
CMD.EXE プログラム (コマンド インタープリター) またはバッチ スクリプトを終了
します。
EXIT [/B] [終了コード]
  /B          CMD.EXE ではなく、現在のバッチ スクリプトを終了するように指定
              します。バッチ スクリプトの外から実行された場合、CMD.EXE を終
              了させます。
  終了コード  数値を指定します。/B が指定されている場合、ERRORLEVEL にその
              数値を設定します。CMD.EXE 終了をする場合、プロセス終了コードに
              その数値を設定します。

【F】

FC

2 個のファイルまたはファイルの集合の内容を比較して、それらの違いを表示します。

>help FC
2 つのファイルまたはファイル セットを比較し、相違点を表示します。


FC [/A] [/C] [/L] [/LBn] [/N] [/OFF[LINE]] [/T] [/U] [/W] [/nnnn]
   [ドライブ1:][パス1]ファイル名1 [ドライブ2:][パス2]ファイル名2
FC /B [ドライブ1:][パス1]ファイル名1 [ドライブ2:][パス2]ファイル名2

  /A         相違する各部分の 1 行目と最後の行だけを表示します。
  /B         バイナリの比較を実行します。
  /C         英字の大文字と小文字を区別しません。
  /L         ファイルを ASCII テキストとして比較します。
  /LBn       連続する最大不一致行を指定行数に設定します。
  /N         ASCII の比較で行番号を表示します。
  /OFF[LINE] オフライン属性が設定されたファイルをスキップしません。
  /T         タブをスペースに変換しません。
  /U         Unicode テキスト ファイルとしてファイルを比較します。
  /W         連続した空白 (タブとスペース) を 1 つのスペースに圧縮して比較
             します。
  /nnnn      不一致発見後に確認する、一致すべき連続行数を指定します。

  [ドライブ1:][パス1]ファイル名1
             比較する最初のファイルまたはファイル セットを指定します。
  [ドライブ2:][パス2]ファイル名2
             比較する 2 番目のファイルまたはファイル セットを指定します。

FIND

ファイルの中からテキスト文字列を検索します。

>help FIND
ファイル (複数可) 内のテキスト文字列を検索します。

FIND [/V] [/C] [/N] [/I] [/OFF[LINE]] "文字列" [[ドライブ:][パス]ファイル名[...]]

  /V        指定した文字列を含まない行をすべて表示します。
  /C        指定した文字列を含む行の数だけを表示します。
  /N        行番号を表示します。
  /I        大文字と小文字の区別をしないで検索します。
  /OFF[LINE] オフライン属性が設定されたファイルをスキップしません。
  "文字列"  検索する文字列を指定します。
  [ドライブ:][パス]ファイル名
            検索するファイル (複数可) を指定します。

パスが指定されていないときは、プロンプトで入力されたテキストまた
は別のコマンドからパイプ処理で渡されたテキストを検索します。

FINDSTR

ファイルの中から文字列を検索します。

>help FINDSTR
ファイルから文字列を検索します。

FINDSTR [/B] [/E] [/L] [/R] [/S] [/I] [/X] [/V] [/N] [/M] [/O] [/P]
        [/F:ファイル] [/C:文字列] [/G:ファイル] [/D:ディレクトリ一覧]
        [/A:色属性] [/OFF[LINE]] 文字列 [[ドライブ:][パス]ファイル名[ ...]]

  /B           行の先頭にあるパターンを検索します。
  /E           行の末尾にあるパターンを検索します。
  /L           検索文字列をリテラルとして使用します。
  /R           検索文字列を正規表現として使用します。
  /S           現在のディレクトリとすべてのサブディレクトリから一致する
               ファイルを検索します。
  /I           検索するときに大文字と小文字を区別しません。
  /X           完全に一致する行を出力します。
  /V           一致しない行のみを出力します。
  /N           一致する各行の前に行番号を出力します。
  /M           ファイルに一致する行があるときに、ファイル名のみを出力します。
  /O           一致する各行の前に文字オフセットを出力します。
  /P           印刷不可能な文字を含むファイルをスキップします。
  /OFF[LINE]   オフライン属性が設定されたファイルをスキップしません。
  /A:属性      2 桁の 16 進数で色属性を指定します。"color /?" を参照してくだ
               さい。
  /F:ファイル  指定したファイルからファイル一覧を読み取ります (/ を指定する
               とコンソール)。
  /C:文字列    指定された文字列をリテラル検索文字列として使用します。
  /G:ファイル  指定されたファイルから検索文字列を取得します (/ を指定する
               とコンソール)。
  /D:ディレクトリ
               セミコロンで区切られた検索されるディレクトリ文字列テキストの
               一覧を検索します。
  [ドライブ:][パス]ファイル名
               検索するファイルを指定します。

複数の文字列を検索する場合には、引数 /C を使わず、各文字列をスペースで区切り
ます。
たとえば、FINDSTR "hello there" x.y と指定した場合は、ファイル x.y で "hello"
または "there" が検索されます。
これに対して、FINDSTR /C:"hello there" x.y と指定した場合はファイル x.y で
"hello there" が検索されます。

正規表現クイック リファレンス:
  .            ワイルドカード: 任意の文字
  *            繰り返し: ゼロ個以上の直前の文字またはクラス
  ^            行位置: 行頭
  $            行位置: 行末
  [class]      文字クラス: セットの任意の 1 文字
  [^class]     逆クラス: セット以外の任意の 1 文字
  [x-y]        範囲: 指定した範囲の任意の文字
  \x           エスケープ: メタ文字 x のリテラル使用
  \<xyz        単語位置: 単語の先頭
  xyz\>        単語位置: 単語の終わり

FINDSTR の詳細な正規表現に関しては、オンライン ヘルプのコマンド リファレンスを
参照してください。

FOR

指定されたコマンドを、ファイルの集合の各ファイルに対して実行します。

>help FOR
指定されたコマンドをファイル セットの各ファイルに対して実行します。

FOR %変数 IN (セット) DO コマンド [コマンドパラメーター]

  %変数     単一文字の置き換え可能なパラメーターを指定します。
  (セット)  ファイル セットを指定します。ワイルドカードを使用できます。
  コマンド  各ファイルごとに実行するコマンドを指定します。
  コマンドパラメーター
            指定されたコマンドのパラメーターまたはスイッチを指定します。

バッチ プログラムで FOR コマンドを使用するときは、%変数の代わりに、
%%変数を使用してください。変数名では大文字と小文字が区別されるため、
%i と %I は異なります。

コマンド拡張機能を有効にすると、次の FOR コマンドの追加形式
がサポートされるようになります:

FOR /D %変数 IN (セット) DO コマンド [コマンド パラメーター]

    セットがワイルドカードを含む場合は、ファイル名ではなくディレクトリ名
    の一致を指定します。

FOR /R [[ドライブ:]パス] %変数 IN (セット) DO コマンド [コマンド パラメーター]

    [ドライブ:]パスから始めて、ツリーの各ディレクトリで FOR 文を実行し
    ます。/R の後にディレクトリが指定されていない場合は、現在の
    ディレクトリが使用されます。セットが単一のピリオド (.) である場合は、
    ディレクトリ ツリーの列挙だけを行います。

FOR /L %変数 IN (開始,ステップ,終了) DO コマンド [コマンド パラメーター]

    セットは、ステップの量ごとに変化する開始から終了までの数列です。
    たとえば、(1,1,5) は 1 2 3 4 5、(5,-1,1) は (5 4 3 2 1) という数列に
    なります。

FOR /F ["オプション"] %変数 IN (ファイル セット) DO コマンド
       [コマンド パラメーター]
FOR /F ["オプション"] %変数 IN ("文字列") DO コマンド [コマンド パラメーター]
FOR /F ["オプション"] %変数 IN ('コマンド') DO コマンド [コマンド パラメーター]

    または usebackq オプションの場合:

FOR /F ["オプション"] %変数 IN (ファイル セット) DO コマンド
       [コマンド パラメーター]
FOR /F ["オプション"] %変数 IN ('文字列') DO コマンド [コマンド パラメーター]
FOR /F ["オプション"] %変数 IN (`コマンド`) DO コマンド [コマンド パラメーター]

    ファイル セットは、1 つ以上のファイル名です。各ファイルが開かれ、
    読み取られ、処理されてから、ファイル セットの次のファイルに進みます。
    処理では、ファイルの読み取り、個々のテキスト行への分割と、0 個以上の
    トークンへの解析が行われます。その後、見つかったトークン文字列を変数値に
    設定して for ループの本体が呼び出されます。既定では、/F は、各ファイルの
    各行から、空白で区切られた最初のトークンを取得して渡します。空白行は
    スキップされます。既定の解析動作を変更するには、省略可能な "オプション"
    パラメーターを指定します。これは、異なる解析オプションを指定する 1 つ以上の
    キーワードを含む、引用符で囲まれた文字列です。キーワードは、次のとおりです:

        eol=c           - 行末のコメント文字を指定します (1 文字)。
        skip=n          - ファイルの先頭でスキップする行数を指定します。
        delims=xxx      - 区切り文字のセットを指定します。
                          これは、既定の区切り文字であるスペースとタブを
                          置き換えます。
        tokens=x,y,m-n  - 各繰り返しに対して、各行から for 本体に渡す
                          トークンを指定します。これにより、追加の変数名が
                          割り当てられます。
                          m-n の形式は範囲で、m 番目から n 番目の
                          トークンを指定します。
                          tokens= 文字列の最後の文字がアスタリスクである場合は、
                          追加の変数が割り当てられ、最後のトークンが解析された
                          後、行に含まれている残りのテキストを受け取ります。
        usebackq        - 次の新しい表示形式を指定します。
                          逆引用符で囲まれた文字列がコマンドとして実行され、
                          一重引用符で囲まれた文字列がリテラル文字列コマンドに
                          なり、ファイル セットのファイル名を二重引用符で
                          囲めるようになります。

    例を参考にしてください:

FOR /F "eol=; tokens=2,3* delims=, " %i in (myfile.txt) do @echo %i %j %k

    この例は、myfile.txt の各行を解析します。セミコロンで始まる行を無視し、
    各行の 2 番目と 3 番目のトークンを for 本体に渡します。
    トークンは、コンマまたはスペースで区切られています。
    for 本体の文が %i で 2 番目のトークンを、%j で 3 番目のトークンを取得し、
    %k で 3 番目以降のすべてのトークンを取得していることに
    注意してください。
    スペースを含むファイル名に対しては、二重引用符でファイル名を引用する
    必要があります。
    この方法で二重引用符を使うためには、usebackq オプションも
    使わなければなりません。
    使わなければ、二重引用符はリテラル文字列の定義として
    解釈され、解析されます。

    %i は for 文で明示的に宣言され、%j と %k は tokens= オプションで暗黙的に
    宣言されています。
    tokens= 行を使って 26 個までのトークンを指定できますが、
    文字 'z' または 'Z' よりも高い変数を宣言することはできません。FOR 変数名は
    単一の文字で、大文字と小文字を区別し、グローバルなものであり、一度に
    アクティブにできるのは合計 52 個までです。

    また、かっこで囲んだファイル セットを一重引用符で囲み、文字列にすることに
    より、即時の文字列に対する FOR /F 解析ロジックを使うこともできます。
    これは、ファイルからの単一入力行として処理されます。

    最後に、FOR /F コマンドを使って、コマンド出力を解析することができます。
    かっこの中のファイル セットを逆引用符で囲みます。この文字列は、コマンド
    ラインとして子 CMD.EXE に渡されます。出力はメモリにキャプチャされ、
    ファイルのように解析されます。
    例:

      FOR /F "usebackq delims==" %i IN (`set`) DO @echo %i

    この例は、現在の環境の環境変数名を列挙します。

また、FOR 変数参照の置換も拡張されました。
次のオプション構文を使うことができます:

    %~I         - すべての引用句 (") を削除して、%I を展開します。
    %~fI        - %I を完全修飾パス名に展開します。
    %~dI        - %I をドライブ文字だけに展開します。
    %~pI        - %I をパス名だけに展開します。
    %~nI        - %I をファイル名だけに展開します。
    %~xI        - %I をファイル拡張子だけに展開します。
    %~sI        - 展開されたパスは短い名前だけを含みます。
    %~aI        - %I をファイルの属性に展開します。
    %~tI        - %I ファイルの日付/時刻に展開します。
    %~zI        - %I ファイルのサイズに展開します。
    %~$PATH:I   - PATH 環境変数に指定されているディレクトリを
                   検索し、最初に見つかった完全修飾名に %I を
                   展開します。
                   環境変数名が定義されていない場合、または検索
                   してもファイルが見つからなかった場合は、この
                   修飾子を指定すると空の文字列に展開されます。

修飾子を組み合わせて、複合結果を得ることもできます:

    %~dpI       - %I をドライブ文字とパスだけに展開します。
    %~nxI       - %I をファイル名と拡張子だけに展開します。
    %~fsI       - %I を完全なパスと短い名前だけに展開します。
    %~dp$PATH:I - PATH 環境変数に指定されているディレクトリを
                   検索して %I を探し、最初に見つかったファイル
                   のドライブ文字とパスだけに展開します。
    %~ftzaI     - %I を DIR コマンドの出力行のように展開します。

上の例の %I と PATH は、他の有効な値で置き換えることができます。
%~ 構文は、有効な FOR 変数名によって区切られます。%I のような大
文字の変数を使うと読み取りやすく、大文字と小文字を区別しない修飾子
との混乱を避けることができます。

FORMAT

Windows で使用するためのディスクをフォーマットします。

>help FORMAT
Windows で使うディスクをフォーマットします。

FORMAT volume [/FS:file-system] [/V:label] [/Q] [/L[:state]] [/A:size] [/C] [/I:state] [/X] [/P:passes] [/S:state]
FORMAT volume [/V:label] [/Q] [/F:size] [/P:passes]
FORMAT ボリューム [/V:ラベル] [/Q] [/T:トラック数 /N:セクター数] [/P:passes]
FORMAT ボリューム [/V:ラベル] [/Q] [/P:passes]
FORMAT ボリューム [/Q]

  ボリューム          ドライブ文字 (文字の後にはコロンを付ける)、マウント
                  ポイント、ボリューム名を指定します。
  /FS:ファイルシステム  ファイルシステムにはファイルシステムの種類を指定
                  します (FAT、FAT32、exFAT、NTFS、UDF または ReFS)。
  /V:ラベル       ボリューム ラベルを指定します。
  /Q              クイック フォーマットを実行します。このスイッチは /P スイッチを上書きします。
  /C              NTFS のみ: 新しいボリューム上に作成されたファイルは、
                  既定では、圧縮されます。
  /X              必要であれば、最初にボリュームを強制的にマウントを解除
                  します。ボリュームへ開かれているすべてのハンドルは、無効
                  になります。
  /R:リビジョン   UDF のみ: 形式を特定の UDF Version (1.02、1.50、2.00、2.01、
                  2.50) に強制します。既定のリビジョンは 2.01 です。
  /D              UDF 2.50 のみ: メタデータが複製されます。
  /L[:state]      NTFS のみ: ファイル レコードの既定のサイズを上書きします。
                  既定では、階層型でないボリュームは小さいサイズのファイル レコードを使用して
                  フォーマットされ、階層型ボリュームは大きいサイズのファイル レコードを使用して
                  フォーマットされます。/L と /L:enable を指定すると、フォーマットで
                  大きいサイズのファイル レコードが使用され、/L:disable を指定すると、フォーマットで
                  小さいサイズのファイル レコードが使用されます。
  /A:サイズ       既定のアロケーション ユニット サイズを上書きします。
                  一般的には、既定の設定を使用してください。
                  ReFS は、4096、64K をサポートします。
                  NTFS は、512、1024、2048、4096、8192、16K、32K、64K、
                  128K、256K、512K、1M、2M をサポートします。FAT は、512、
                  1024、2048、4096、8192、16K、32K、64K をサポートします
                 (セクター サイズが  512 バイトよりも大きい場合は 128K、256K)。
                  FAT32 は、512、1024、2048、4096、8192、16K、32K、64K をサポート
                  します (セクター サイズが  512 バイトよりも大きい場合は 128K、256K)。
                  exFAT は、512、1024、2048、4096、8192、16K、32K、64K、128K、
                  256K、512K、1M、2M、4M、8M、16M、32M をサポートします。

                  FAT と FAT32 ファイル システムは、下記のボリュームの
                  クラスター数の制限に従います:

                  FAT: クラスター数 <= 65526
                  FAT32: 65526 < クラスター数 < 4177918

                  指定されたクラスター サイズを使用して上記の要件を
                  満たせないと判断された場合、フォーマットの処理は
                  直ちに停止します。

                  NTFS 圧縮は、4096 より大きいアロケーション ユニット サイズ
                  に対してはサポートされません。

  /F:サイズ       フォーマットするフロッピー ディスクのサイズを指定します (1.44)
  /T:トラック数   ディスクの片面あたりのトラック数を指定します。
  /N:セクター数     トラックあたりのセクター数を指定します。
  /P:count        ボリュームのすべてのセクターを 0 にします。この処理の後、
                  ボリュームが、"count" の回数だけ毎回異なる乱数で上書き
                  されます。"count" が 0 の場合、すべてのセクターを 0 に
                  した後にそれ以外の上書きは行われません。このスイッチは、
                  /Q が指定されていない場合は無視されます。
  /S:状態         短いファイル名 (enable、disable) のサポートを指定します
                  短い名前は既定で無効になっています
  /TXF:state      txf が有効 (enabled) か無効 (disabled) かを指定します
                  TxF は既定で有効です
  /I:状態        ReFS のみ: 新しいボリュームで保全を有効にするかどうかを
                 指定します。"状態" は "enable" または "disable"
                 になります。保全は、既定でデータ冗長がサポートされている
                 記憶域で有効になります。
  /DAX[:state]    NTFS のみ: このボリュームの直接アクセス記憶 (DAX) モードを
                  有効にします。DAX モードの場合、IO パフォーマンスを向上させるために、
                  メモリ バスを使用してボリュームにアクセスします。ボリュームを DAX モード
                  でフォーマットできるのは、ハードウェアが DAX に対応している場合のみです。
                  状態として "enable" または "disable" を指定できます。/DAX は
                  /DAX:enable と見なされます。
  /LogSize[:size] NTFS のみ: NTFS ログ ファイルのサイズをキロバイト単位で
                  指定します。サポートされる最小サイズは 2 MB なので、2 MB より
                  小さいサイズを指定すると、2 MB になります。ゼロは既定値を示し、
                  一般に既定値はボリューム サイズに依存します。
  /NoRepairLogs   NTFS のみ: NTFS 修復ログを無効にします。フラグが設定されて
                  いる場合、スポット修正 (つまり chkdsk /spotfix) は機能しません。

FSUTIL

ファイル システム プロパティを表示または構成します。

>help FSUTIL
/? は無効なパラメーターです。
---- サポートされているコマンド ----

8dot3name         8dot3name management
behavior          ファイル システムの動作の制御
dax               DAX ボリュームの管理
dirty             ボリュームの dirty ビットの管理
file              ファイルに固有のコマンド
fsInfo            ファイル システム情報
hardlink          ハードリンクの管理
objectID          オブジェクト ID の管理
quota             クォータの管理
repair            自己復旧の管理
reparsePoint      再解析ポイントの管理
storageReserve    記憶域予約の管理
resource          トランザクション リソース マネージャーの管理
sparse            スパース ファイルの管理
tiering           記憶域階層化プロパティの管理
transaction       トランザクションの管理
usn               USN の管理
volume            ボリュームの管理
wim               透過的な wim ホスティングの管理

FTYPE

ファイル拡張子の関連付けで使われるファイル タイプを表示または変更します。

>help FTYPE
ファイル拡張子の関連付けに使われるファイル タイプを表示または変更します。

FTYPE [ファイル タイプ[=[オープンコマンド文字列]]]

  ファイル タイプ          表示または変更するファイル タイプを指定します。
  オープンコマンド文字列   このタイプのファイルを開くために使うコマンドを
                           指定します。

パラメーターを指定しないで「FTYPE」と入力すると、オープン コマンド文字列
が定義されている現在のファイル タイプを表示します。ファイル タイプ
だけを指定して FTYPE を実行すると、そのファイル タイプの現在のオープン
コマンド文字列を表示します。オープン コマンド文字列に何も指定しない
と、そのファイル タイプのオープン コマンド文字列を削除します。
オープン コマンド内の %0 または %1 は、関連付けを使って開かれる
ファイル名で置き換えられます。%* はすべてのパラメーターを取得し、
%2 は第 1 パラメーター、%3 は第 2 パラメーターを取得します。%~n は、
第 n パラメーターから最後までのパラメーターを取得します。n は、2 から 9
の値です。たとえば、

    ASSOC .pl=PerlScript
    FTYPE PerlScript=perl.exe %1 %*

と入力すると、次のように Perl スクリプトが起動されます。

    script.pl 1 2 3

次のようにすると、拡張子を入力する必要がなくなります。

    set PATHEXT=.pl;%PATHEXT%

スクリプトは、次のようにして起動できるようになります。

    script 1 2 3

【G】

GOTO

バッチ プログラム中で、ラベルで定義されている行へ Windows コマンドインタープリターの実行を移します。

>help GOTO
バッチ プログラム内の、ラベルで指定されている行へ制御を移動します。

GOTO ラベル

  ラベル   バッチ プログラムでラベルとして使用するテキスト文字列を指定します。

ラベルの先頭には : (コロン) を指定し、ラベルだけを単独で 1 行に入力してくだ
さい。

コマンド拡張機能を有効にすると、GOTO は次のように変更されます:

GOTO コマンドにターゲット ラベルとして :EOF を指定し、現在のバッチ
スクリプト ファイルの最後に制御を移すことができるようになります。
ラベルを定義しないでバッチ スクリプト ファイルを終了するには、この方法
が簡単です。この機能を実用化する CALL コマンドの拡張機能の説明について
は、「CALL /?」と入力してください。

GPRESULT

コンピューターまたはユーザーのグループ ポリシー情報を表示します。

>help GPRESULT

GPRESULT [/S システム [/U ユーザー名 [/P [パスワード]]]] [/SCOPE スコープ]
           [/USER ターゲット ユーザー名] [/R | /V | /Z] [(/X | /H) <ファイル名> [/F]]

説明:
    このコマンド ライン ツールにより、ターゲット ユーザーとコンピューター
    の RSoP (ポリシーの結果セット) 情報を表示します。

パラメーター一覧:
    /S       システム          接続先のリモート システムを指定します。

    /U       [ドメイン\]ユーザー
                               コマンドを実行するユーザー コンテキスト
                               を指定します。
                               /X、/H と同時に使用することはできません。

    /P       [パスワード]      指定のユーザー コンテキストのパスワードを
                               指定します。省略すると入力が促されます。
                               /X、/H と同時に使用することはできません。

    /SCOPE   スコープ          ユーザーまたはコンピューターの設定を表示
                               するかどうかを指定します。
                               有効な値は "USER" と "COMPUTER" です。

    /USER    [ドメイン\]ユーザー
                               どのユーザーの RSoP データを表示するか
                               を指定します。

    /X        <ファイル名>     レポートを XML 形式で現在の場所に保存します。
                               ファイル名は <ファイル名> パラメーターで指定
                               します (Windows Vista SP1 以降および Windows
                               Server 2008 以降で有効)。

    /H        <ファイル名>     レポートを HTML 形式で現在の場所に保存します。
                               ファイル名は <ファイル名> パラメーターで指定
                               します (Windows Vista SP1 および Windows
                               Server 2008 以降で有効)。

    /F                         /X または /H コマンドで指定されたファイル名を
                               gpresult で強制的に上書きします。

    /R                         RSoP 要約データを表示します。

    /V                         詳細な情報が表示されるように指定します。
                               これにより、優先順位 1 で適用された設定の
                               より詳細な情報が表示されます。

    /Z                         さらに詳しい情報が表示されるように指定
                               します。これにより、情報には、優先順位 1
                               またはそれより高い優先順位で適用された
                               設定のさらに詳細な情報が表示されます。
                               これにより、複数の場所で設定されたか
                               どうかを確認することができます。
                               詳しくは、グループ ポリシーのオンライン
                               ヘルプ トピックを参照してください。

    /?                         このヘルプを表示します。


例:
    GPRESULT /R
    GPRESULT /H GPReport.html
    GPRESULT /USER ターゲット ユーザー名 /V
    GPRESULT /S システム /USER ターゲット ユーザー名 /SCOPE COMPUTER /Z
    GPRESULT /S システム /U ユーザー名 /P パスワード /SCOPE USER /V

GRAFTABL

Windows がグラフィック モードで拡張文字セットを表示できるようにします。

'GRAFTABL' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。

【H】

HELP

Windows コマンドのヘルプ情報を表示します。

>help help
Windows コマンドのヘルプ情報を提供します。

HELP [command]

    command - このコマンドのヘルプ情報を表示します。

【I】

ICACLS

ファイルおよびディレクトリの ACL を表示、変更、バックアップまたは復元します。

>help ICACLS

ICACLS <名前> /save <ACL ファイル> [/T] [/C] [/L] [/Q]
    名前が一致するすべてのファイルとフォルダーの DACL を <ACL ファイル> に
    格納して、後で /restore で指定できるようにします。SACL、所有者、整合性
    ラベルは保存されません。

ICACLS <ディレクトリ> [/substitute <旧 SID> <新 SID> [...]]  /restore <ACL ファ
    イル> [/C] [/L] [/Q]
    格納されている DACL を <ディレクトリ> 内のファイルに適用します。

ICACLS <名前> /setowner <ユーザー> [/T] [/C] [/L] [/Q]
    すべての一致する名前の所有者を変更します。このオプションでは、所有権の
    変更を強制することはできません。所有権を変更するには、takeown.exe
    ユーティリティを使用してください。

ICACLS <名前> /findsid <SID> [/T] [/C] [/L] [/Q]
    <SID> が明示されている ACL を含むすべての一致する名前を検索します。

ICACLS <名前> /verify [/T] [/C] [/L] [/Q]
    ACL が正規の形式ではないか長さが ACE 数と一致しないすべてのファイルを
    検索します。

ICACLS <名前> /reset [/T] [/C] [/L] [/Q]
    すべての一致するファイルについて、ACL を継承された既定の ACL と置換します。

ICACLS <名前> [/grant[:r] <SID>:perm[...]]
       [/deny <SID>:perm [...]]
       [/remove[:g|:d]] <SID>[...]] [/T] [/C] [/L]  [/Q]
       [/setintegritylevel Level:policy[...]]

    /grant[:r] <SID>:perm は、指定されたユーザー アクセス権を付与します。
        :r を指定すると、以前に付与されたすべての明示的なアクセス許可は新しい
        アクセス許可に置き換えられます。
        :r を指定しない場合、新しいアクセス許可は以前に付与された明示的なアクセス許可に追加されます。

    /deny <SID>:perm は、指定されたユーザー アクセス権を明示的に拒否します。
        指定されたアクセス許可に対応する明示的な拒否 ACE が追加され、明示的な
        許可内容に含まれる同じアクセス許可は削除されます。

    /remove[:[g|d]] <SID> は、ACL 内にあるすべての <SID> を削除します。
        :g を指定すると、その SID に対して許可されたすべての権限を ACL から
        削除します。
        :d を指定すると、その SID に対して拒否されたすべての権限を ACL から
        削除します。

    /setintegritylevel [(CI)(OI)] レベルは、すべての一致するファイルに整合性
        ACE を追加します。このレベルは次の 1 つとして指定されます。
            L[ow]
            M[edium]
            H[igh]
        整合性 ACE の継承オプションは、レベルの前に配置でき、
        ディレクトリに対してのみ適用されます。

    /inheritance:e|d|r
        e - 継承を有効にします。
        d - 継承を無効にし、ACE をコピーします。
        r - 継承された ACE をすべて削除します。


注意:
    <SID> は数値形式またはフレンドリ名形式で指定できます。数値形式の場合は、
    SID の始めに * を付けます。

    /T は、<名前> で指定されたディレクトリ以下のすべての一致するファイルと
        ディレクトリに対してこの処理が実行されることを指定します。

    /C は、どのようなファイル エラーが発生してもこの処理が続行されることを
        指定します。ただしエラー メッセージは表示されます。

    /L は、この処理がターゲットではなくシンボリック リンク自体に対して実行
        されることを指定します。

    /Q は、icacls が成功のメッセージを抑制することを指定します。

    ICACLS は、ACE エントリの正規の順序を維持します:
            明示的な拒否内容
            明示的な許可内容
            継承された拒否内容
            継承された許可内容

    perm はアクセス許可マスクであり、次の 2 種類の方法で指定できます:
        単純な権限を列挙:
                N - アクセス権なし
                F - フル アクセス権
                M - 変更アクセス権
                RX - 読み取りと実行のアクセス権
                R - 読み取り専用アクセス権
                W - 書き込み専用アクセス権
                D - 削除アクセス権
        特定の権限をコンマ区切りでかっこ内に列挙:
                DE - 削除
                RC - 読み取り制御
                WDAC - DAC の書き込み
                WO - 所有者の書き込み
                S - 同期
                AS - システム セキュリティへのアクセス
                MA - 無制限
                GR - 一般的な読み取り
                GW - 一般的な書き込み
                GE - 一般的な実行
                GA - 一般的なすべての操作
                RD - データの読み取り/ディレクトリの一覧表示
                WD - データの書き込み/ファイルの追加
                AD - データの追加/サブディレクトリの追加
                REA - 拡張属性の読み取り
                WEA - 拡張属性の書き込み
                X - 実行/スキャン
                DC - 子の削除
                RA - 属性の読み取り
                WA - 属性の書き込み
        継承権限はどちらの形式の前にも配置でき、ディレクトリにのみ適用され
        ます:
                (OI) - オブジェクト継承
                (CI) - コンテナー継承
                (IO) - 継承のみ
                (NP) - 継承を適用しない
                (I) - 親コンテナーから継承した権限

例:

        icacls c:\windows\* /save <ACL ファイル> /T
        - c:\windows より下にあるすべてのファイルとサブディレクトリの ACL を
          <ACL ファイル> に保存します。

        icacls c:\windows\ /restore <ACL ファイル>
        - <ACL ファイル> 内のファイルのうち c:\windows とそのサブディレクトリ
          内に存在するすべてのファイルの ACL を復元します。

        icacls <ファイル> /grant Administrator:(D,WDAC)
        - Administrator ユーザーに、<ファイル> に対する削除および DAC 書き込み
          のアクセス許可を与えます。

        icacls <ファイル> /grant *S-1-1-0:(D,WDAC)
        - SID S-1-1-0 によって定義されたユーザーに、<ファイル> に対する削除
          および DAC 書き込みのアクセス許可を与えます。

IF

バッチ ファイル中で、条件処理を実行します。

>help IF
バッチ プログラム中で条件処理を実行します。

IF [NOT] ERRORLEVEL 番号 コマンド
IF [NOT] 文字列1==文字列2 コマンド
IF [NOT] EXIST ファイル名 コマンド

  NOT               条件が偽の場合にだけ、Windows がコマンドを実行する
                    ことを指定します。

  ERRORLEVEL 番号   最後のプログラムの実行で指定された番号以上の終了コード
                    が返されたときに、条件が真になるように指定します。

  文字列1==文字列2  テキスト文字列が一致するときに条件が真になるように指定
                    します。

  EXIST ファイル名  指定したファイル名が存在するときに条件が真になるように
                    指定します。

  コマンド          条件が真のときに実行するコマンドを指定します。コマンドに
                    続けて、ELSE キーワードの後、指定した条件が偽の場合に
                    実行される ELSE コマンドを指定することができます。

ELSE 節は、IF の後のコマンドと同じ行に置きます。
例:

    IF EXIST filename. (
        del filename.
    ) ELSE (
        echo filename. missing.
    )

del コマンドは、改行で終了しなければならないため、次の例は、正しく動作し
ません:

    IF EXIST filename. del filename. ELSE echo filename. missing

ELSE コマンドは、IF コマンドの終わりと同じ行で始まらなければならないため、
次の例は正しく動作しません:

    IF EXIST filename. del filename.
    ELSE echo filename. missing

次の例のように、すべてのコマンドを 1 行にすれば正しく動作します:

    IF EXIST filename. (del filename.) ELSE echo filename. missing

コマンド拡張機能を有効にすると、IF は次のように変更されます:

    IF [/I] 文字列 1 比較演算子 文字列 2 コマンド
    IF CMDEXTVERSION 番号 コマンド
    IF DEFINED 変数 コマンド

比較演算子は、次のいずれかです:

    EQU - 等しい
    NEQ - 等しくない
    LSS - より小さい
    LEQ - 以下
    GTR - より大きい
    GEQ - 以上

/I スイッチを指定すると、文字列は、大文字と小文字を区別せずに比較され
ます。
/I スイッチは、IF の文字列 1 == 文字列 2 形式で使うこともできます。
この比較は汎用であり、文字列 1 と文字列 2 が両方とも数字だけを含む場合は、
文字列が数値に変換され、数値の比較が行われます。

CMDEXTVERSION 条件は ERRORLEVEL と同様に動作しますが、コマンド拡張機能
に関連付けられている内部バージョン番号との比較を行います。最初の
バージョンは 1 です。
コマンド拡張機能に重要な拡張が追加された場合は、値が 1 大きくなります。
コマンド拡張機能が無効である場合は、CMDEXTVERSION 条件は常に偽です。

DEFINED 条件は EXIST と同様に動作しますが、環境変数名を受け取って、環境
変数が定義されている場合は真を返します。

%ERRORLEVEL% は、ERRORLEVEL の現在の値の文字列表記に展開されます。
ただし、ERRORLEVEL という名前の環境変数が既に定義されている場合は、その
環境変数の値が取得されます。
プログラム実行後、次の例が ERRORLEVEL の使い方を説明しています:

    goto answer%ERRORLEVEL%
    :answer0
    echo Program had return code 0
    :answer1
    echo Program had return code 1

また、上の数値比較を使うこともできます:

    IF %ERRORLEVEL% LEQ 1 goto okay

%CMDCMDLINE% は、CMD.EXE が処理する前の、CMD.EXE に渡されたオリジナル
のコマンド ラインに展開されます。
ただし、CMDCMDLINE という名前の環境変数が既に定義されている場合は、
その環境変数の値が取得されます。

%CMDEXTVERSION% は、CMDEXTVERSION の現在の値の文字列表記に
展開されます。
ただし、CMDEXTVERSION という名前の環境変数が既に定義されている場合は、
その環境変数の値が取得されます。

【L】

LABEL

ディスクのボリューム ラベルを作成、変更、または削除します。

>help LABEL
ディスクのボリューム ラベルを作成、変更、または削除します。

LABEL [ドライブ:][ラベル]
LABEL [/MP] [ボリューム] [ラベル]

  ドライブ:       ドライブのドライブ文字を指定します。
  ラベル          ボリュームのラベルを指定します。
  /MP             マウント ポイントまたはボリューム名として処理される
                  ボリュームを指定します。
  ボリューム      ドライブ文字 (文字の後にはコロンを付ける)、マウント
                  ポイント、ボリューム名を指定します。指定されている
                  場合は、/MP フラグは不要です。

【M】

MD

ディレクトリを作成します。

>help MD
ディレクトリを作成します。

MKDIR [ドライブ:]パス
MD [ドライブ:]パス

コマンド拡張機能を有効にすると、MKDIR は次のように変更されます:

MKDIR は、必要に応じてパスの中間ディレクトリを作成します。
たとえば、\a が存在しない場合、

    mkdir \a\b\c\d

は、次と同じです:

    mkdir \a
    chdir \a
    mkdir b
    chdir b
    mkdir c
    chdir c
    mkdir d

拡張機能が無効な場合は、上のように入力します。

MKDIR

ディレクトリを作成します。

>help MKDIR
ディレクトリを作成します。

MKDIR [ドライブ:]パス
MD [ドライブ:]パス

コマンド拡張機能を有効にすると、MKDIR は次のように変更されます:

MKDIR は、必要に応じてパスの中間ディレクトリを作成します。
たとえば、\a が存在しない場合、

    mkdir \a\b\c\d

は、次と同じです:

    mkdir \a
    chdir \a
    mkdir b
    chdir b
    mkdir c
    chdir c
    mkdir d

拡張機能が無効な場合は、上のように入力します。

MKLINK

シンボリック リンクおよびハード リンクを作成します。

>help MKLINK
シンボリック リンクを作成します。

MKLINK [[/D] | [/H] | [/J]] リンク ターゲット

        /D          ディレクトリのシンボリック リンクを作成します。既定では、
                    ファイルのシンボリック リンクが作成されます。
        /H          シンボリック リンクではなく、ハード リンクを作成します。
        /J          ディレクトリ ジャンクションを作成します。
        リンク      新しいシンボリック リンク名を指定します。
        ターゲット  新しいリンクが参照するパス (相対または絶対)
                    を指定します。

MODE

システム デバイスを設定します。

>help MODE
システム デバイスを設定します。

シリアル ポート:   MODE COMm[:] [BAUD=b] [PARITY=p] [DATA=d] [STOP=s]
                                [to=on|off] [xon=on|off] [odsr=on|off]
                                [octs=on|off] [dtr=on|off|hs]
                                [rts=on|off|hs|tg] [idsr=on|off]

デバイス状態:      MODE [デバイス] [/STATUS]

リダイレクト印刷:  MODE LPTn[:]=COMm[:]

コード ページ選択: MODE CON[:] CP SELECT=yyy

コード ページ状態: MODE CON[:] CP [/STATUS]

表示モード:        MODE CON[:] [COLS=c] [LINES=n]

キーボード速度:    MODE CON[:] [RATE=r DELAY=d]

MORE

出力を一度に 1 画面ずつ表示します。

>help MORE
出力を一度に 1 画面ずつ表示します。

MORE [/E [/C] [/P] [/S] [/Tn] [+n]] < [ドライブ:][パス]ファイル名
コマンド名 | MORE [/E [/C] [/P] [/S] [/Tn] [+n]]
MORE /E [/C] [/P] [/S] [/Tn] [+n] [ファイル]

 [ドライブ:][パス]ファイル名
 一度に 1 画面ずつ表示するファイルを指定します。

 コマンド名
 出力を表示するコマンドを指定します。

 /E 拡張機能を有効にします。
 /C ページを表示する前に画面を消去します。
 /P フォーム フィード文字を展開します。
 /S 複数の空白行を 1 行に縮小します。
 /Tn タブを n 個のスペースに置き換えます (既定値は 8 です)。

 スイッチは MORE の環境変数として設定することが可能です。

 +n 最初のファイルを n 行目から表示します。

 ファイル
 表示するファイルの一覧を指定します。ファイル名はスペースで
 区切ってください。

 拡張機能が利用できる場合、-- More -- プロンプトで以下のコマンドを
 使用できます。

 P n 次の n 行を表示します。
 S n 次の n 行をスキップします。
 F 次のファイルを表示します。
 Q 終了します。
 = 行番号を表示します。
 ? ヘルプを表示します。
 <space> 次ページを表示します。
 <ret> 次の行を表示します。

MOVE

1 個以上のファイルをディレクトリから別のディレクトリに移動します。

>help MOVE
ファイルを移動およびファイルとディレクトリ名を変更します。

複数のファイルを移動するには:
MOVE [/Y | /-Y] [ドライブ:][パス]ファイル名1[,...] 受け側

ディレクトリ名を変更するには:
MOVE [/Y | /-Y] [ドライブ:][パス]ディレクトリ名1 ディレクトリ名2

  [ドライブ:][パス]ファイル名1
                          移動するファイルの場所と名前を指定します。
  受け側                  ファイルの新しい場所を指定します。移動先はドライブ
                          文字とコロン、ディレクトリ名、または組み合わせから成
                          ります。1 つのファイルだけを移動する場合で、その
                          ファイルを移動するときに名前を変更する場合、
                          ファイル名を指定できます。
  [ドライブ:][パス]ディレクトリ名1
                          変更するディレクトリ名を指定します。
  ディレクトリ名2         新しいディレクトリ名を指定します。
  /Y                      移動先の既存のファイルを上書きする前に確認の
                          メッセージを表示しません。
  /-Y                     移動先の既存のファイルを上書きする前に確認の
                          メッセージを表示します。

環境変数 COPYCMD にスイッチ /Y を設定できます。これは、コマンド ラインの /-Y
で無効になります。既定では、MOVE コマンドがバッチ スクリプトから実行され
ていない場合、上書きを確認します。

【O】

OPENFILES

リモート ユーザーによって開かれている共有ファイルを表示します。

>help OPENFILES
このコマンドはヘルプ ユーティリティでサポートされません。"OPENFILES /?" を試してください。
>OPENFILES /?

OPENFILES /parameter [引数]

説明:
    システム上の開いているファイルとフォルダーを管理者が
    切断できるようにします。

パラメーターの一覧:
    /Disconnect    1 つ以上の開いているファイルを切断します。

    /Query         ローカルまたは共有フォルダーで開いているファイルを表示
                   します。

    /Local         ローカルで開いているファイルの表示を有効/無効にします。

    /?             このヘルプのメッセージを表示します。

例:
    OPENFILES /Disconnect /?
    OPENFILES /Query /?
    OPENFILES /Local /?

【P】

PATH

実行可能ファイルの検索パスを表示または設定します。

>help PATH
実行可能ファイルの検索パスを表示または設定します。

PATH [[ドライブ:]パス[;...][;%PATH%]]
PATH ;

パラメーターとして ; (セミコロン) だけを指定すると、すべての検索パスはクリアされて
現在のディレクトリだけが検索されます。
パラメーターの指定がなければ、現在のパスが表示されます。
新しいパス設定に %PATH% を指定すると、前のパスが新しい設定に追加されます。

PAUSE

バッチ ファイルの処理を一時停止し、メッセージを表示します。

>help PATH
実行可能ファイルの検索パスを表示または設定します。

PATH [[ドライブ:]パス[;...][;%PATH%]]
PATH ;

パラメーターとして ; (セミコロン) だけを指定すると、すべての検索パスはクリアされて
現在のディレクトリだけが検索されます。
パラメーターの指定がなければ、現在のパスが表示されます。
新しいパス設定に %PATH% を指定すると、前のパスが新しい設定に追加されます。

C:\Users\t-maeda.CLIENTS>help PAUSE
バッチ プログラムの処理を一時停止し、
"続行するには何かキーを押してください . . ."
というメッセージを表示します。

POPD

現在のディレクトリを PUSHD で保存したディレクトリに戻します。

>help POPD
PUSHD コマンドで記憶されたディレクトリに変更します。

POPD


コマンド拡張機能を有効にすると、POPD コマンドは、プッシュされている
ディレクトリ スタックからドライブで POPD を実行するときに、PUSHD が作成した
一時的なドライブ文字を削除します。

PRINT

テキスト ファイルを印刷します。

>help PRINT
テキスト ファイルを印刷します。

PRINT [/D:デバイス] [[ドライブ:][パス]ファイル名[...]]

   /D:デバイス   印刷デバイスを指定します。

PROMPT

Windows コマンド プロンプトを変更します。

>help PROMPT
cmd.exe のコマンド プロンプトを変更します。

PROMPT [文字列]

  文字列    新しいコマンド プロンプトを指定します。

PROMPT には通常の文字と次に示す特殊コードを使用できます:

  $A   & (アンパサンド)
  $B   | (パイプ)
  $C   ( (左かっこ)
  $D   現在の日付
  $E   エスケープ コード (ASCII コードの 27)
  $F   ) (右かっこ)
  $G   > (不等号 (より大))
  $H   バックスペース (直前の文字を削除します)
  $L   < (不等号 (より小))
  $N   現在のドライブ
  $P   現在のドライブとパス
  $Q   = (等号)
  $S     (空白)
  $T   現在の時刻
  $V   Windows のバージョン番号
  $_   キャリッジ リターンとラインフィード
  $$   $ (ドル記号)

コマンド拡張機能を有効にすると、PROMPT コマンドは、次の追加の書式
文字をサポートするようになります:

  $+   PUSHD ディレクトリ スタックの深さに応じて、0 個以上のプラス
       記号 (+) を指定します。1 個のプラス記号が、プッシュされた
       1 レベルを表します。

  $M   現在のドライブ文字に関連付けられているリモート名を表示します。
       現在のドライブがネットワーク ドライブでない場合は、空の文字列
       を表示します。

PUSHD

現在のディレクトリを保存して、変更します。

>help PUSHD
POPD コマンドで使用するために現在のディレクトリを保存し、
指定したディレクトリに変更します。

PUSHD [パス | ..]

  パス        現在のディレクトリとして設定するディレクトリを指定します。

コマンド拡張機能を有効にすると、PUSHD コマンドは、通常のドライブ文字
とパスだけでなくネットワーク パスも受け付けるようになります。
ネットワーク パスを指定した場合は、PUSHD は指定されたネットワーク
リソースを指し示す一時的なドライブ文字を作成し、新しく定義されたドライブ
文字を使って現在のドライブとディレクトリを変更します。一時的な
ドライブ文字は、Z: から前へ順に、最初に見つかった未使用のドライブ文字が
割り当てられます。

【R】

RD

ディレクトリを削除します。

>help RD
ディレクトリを削除します。

RMDIR [/S] [/Q] [ドライブ:]パス
RD [/S] [/Q] [ドライブ:]パス

    /S      指定されたディレクトリに加えて、そのディレクトリ内のすべての
            ディレクトリとファイルを削除します。ディレクトリ ツリーを削除
            するときに使用します。

    /Q      /S を指定してディレクトリ ツリーを削除するときに、確認の
            メッセージを表示しません。(QUIET モード)

RECOVER

不良または欠陥ディスクから読み出し可能な情報を復元します。

>help RECOVER
問題のあるディスクから読み取り可能なデータを回復します。

RECOVER [ドライブ:][パス]ファイル名
RECOVER コマンドを使用する前に、Windows オンライン ヘルプのコマンド
リファレンスを参照してください。

REM

バッチ ファイルや CONFIG.SYS の中で、コメント (注釈) を記録します。

>help REM
バッチ ファイルまたは CONFIG.SYS にコメント (注釈) を記録します。

REM [コメント]

REN

ファイルの名前を変更します。

>help REN
ファイル (複数可) の名前を変更します。

RENAME [ドライブ:][パス]ファイル名1 ファイル名2
REN [ドライブ:][パス]ファイル名1 ファイル名2

ファイル名2 には新しいドライブもパスも指定できないので注意してください。

RENAME

ファイルの名前を変更します。

>help RENAME
ファイル (複数可) の名前を変更します。

RENAME [ドライブ:][パス]ファイル名1 ファイル名2
REN [ドライブ:][パス]ファイル名1 ファイル名2

ファイル名2 には新しいドライブもパスも指定できないので注意してください。

REPLACE

ファイルを置き換えます。

>help REPLACE
ファイルを置き換えます (更新)。

REPLACE [ドライブ1:][パス1]ファイル名 [ドライブ2:][パス2] [/A] [/P] [/R] [/W]
REPLACE [ドライブ1:][パス1]ファイル名 [ドライブ2:][パス2] [/P] [/R] [/S] [/W]
        [/U]

  [ドライブ1:][パス1]ファイル名
                          置き換える送り側ファイル (複数可) を指定します。
  [ドライブ2:][パス2]     置き換えられるファイルのある受け側のディレクトリを
                          指定します。
  /A                      新しいファイルを受け側のディレクトリに追加します。
                          /S または /U とは同時に使用できません。
  /P                      ファイルの置き換えや追加をする前に確認するための
                          プロンプトを表示します。
  /R                      読み取り専用のファイルも置き換えます。
  /S                      受け側ディレクトリのすべてのサブディレクトリの
                          ファイルを置き換えます。
                          /A と同時には使用できません。
  /W                      始める前にディスクの挿入を待ちます。
  /U                      送り側ファイルよりも古いファイルのみを
                          置き換え (更新) ます。
                          /A と同時には使用できません。

RMDIR

ディレクトリを削除します。

>help RMDIR
ディレクトリを削除します。

RMDIR [/S] [/Q] [ドライブ:]パス
RD [/S] [/Q] [ドライブ:]パス

    /S      指定されたディレクトリに加えて、そのディレクトリ内のすべての
            ディレクトリとファイルを削除します。ディレクトリ ツリーを削除
            するときに使用します。

    /Q      /S を指定してディレクトリ ツリーを削除するときに、確認の
            メッセージを表示しません。(QUIET モード)

ROBOCOPY

ファイルやディレクトリ構造をコピーする詳細ユーティリティです。

>help ROBOCOPY

-------------------------------------------------------------------------------
   ROBOCOPY     ::     Windows の堅牢性の高いファイル コピー
-------------------------------------------------------------------------------

  開始: 2025年2月14日 12:14:29
              使用法:: ROBOCOPY コピー元 コピー先 [ファイル [ファイル]...]
                       [オプション]

           コピー元 :: コピー元ディレクトリ (ドライブ:\パスまたは \\サーバー
                       \共有\パス)。
           コピー先 :: コピー先ディレクトリ (ドライブ:\パスまたは \\サーバー
                       \共有\パス)。
           ファイル :: コピーするファイル (名前/ワイルドカード: 既定値は「*.*」
                       です)

::
:: コピー オプション:
::
                 /S :: サブディレクトリをコピーしますが、空のディレクトリはコピ
                       ーしません。
                 /E :: 空のディレクトリを含むサブディレクトリをコピーします。
             /LEV:n :: コピー元ディレクトリ ツリーの上位 n レベルのみをコピーし
                       ます。

                 /Z :: 再起動可能モードでファイルをコピーします。
                 /B :: バックアップ モードでファイルをコピーします。
                /ZB :: 再起動可能モードを使用します。アクセスが拒否された場合、
                       バックアップ モードを使用します。
                 /J :: バッファーなし I/O を使用してコピーします (大きなファイル
                       で推奨)。
            /EFSRAW :: 暗号化されたすべてのファイルを EFS RAW モードでコピーし
                       ます。

 /COPY:コピーフラグ :: ファイルにコピーする情報 (既定値は /COPY:DAT)。
                       (copyflags : D=データ、A=属性、T=タイムスタンプ、X=代替データ ストリームをスキップ)。
                       (S= セキュリティ =NTFS ACL、O= 所有者情報、U= 監査情報)。


               /SEC :: セキュリティと共にファイルをコピーします (/COPY:DATS と
                       同等)。
           /COPYALL :: ファイル情報をすべてコピーします (/COPY:DATSOU と同等)。
            /NOCOPY :: ファイル情報をコピーしません (/PURGE と共に使用すると便
                       利)。
            /SECFIX :: スキップしたファイルも含むすべてのファイルのファイル セ
                       キュリティを修正します。
            /TIMFIX :: スキップしたファイルも含むすべてのファイルのファイル時刻
                       を修正します。

             /PURGE :: 既にコピー元に存在しないコピー先のファイル/ディレクトリ
                       を削除します。
               /MIR :: ディレクトリ ツリーをミラー化します (/E および /PURGE と
                       同等)。

               /MOV :: ファイルを移動します (コピー後にコピー元から削除)。
              /MOVE :: ファイルとディレクトリを移動します (コピー後にコピー元か
                       ら削除)。

     /A+:[RASHCNET] :: コピーされたファイルに指定の属性を追加します。
     /A-:[RASHCNET] :: コピーされたファイルから指定の属性を削除します。

            /CREATE :: ディレクトリ ツリーと長さ 0 のファイルのみを作成します。
               /FAT :: 8.3 FAT ファイル名のみを使用してコピー先ファイルを作成し
                       ます。
               /256 :: 256 文字を超える非常に長いパスのサポートをオフにします。

             /MON:n :: コピー元を監視し、n 回を超える変更があった場合に再度実行
                       します。
             /MOT:m :: コピー元を監視し、m 分後に変更があった場合に再度実行
                       します。

      /RH:hhmm-hhmm :: 実行時間 - 新しいコピーを開始できる時刻です。
                /PF :: 実行時間をファイルごと (パスごとではない) に確認します。

             /IPG:n :: 低速回線で帯域幅を解放するためのパケット間ギャップ (ミリ
                       秒)。

                /SJ :: 接合のターゲットとしてではなく接合として Junctions をコピーします。
                /SL:: リンクのターゲットとしてではなくリンクとしてシンボリック リンクをコピーします。

            /MT[:n] :: n 個のスレッドのマルチスレッド コピーを実行します (既定値 8)。
                       n は 1 から 128 までの値である必要があります。
                       このオプションは、/IPG および /EFSRAW オプションと互換性がありません。
                       パフォーマンス向上のため、/LOG オプションを使用して出力をリダイレクトします。

/DCOPY:コピーフラグ :: ディレクトリにコピーする情報 (既定値は /DCOPY:DA)。
                       (copyflags : D=データ、A=属性、T=タイムスタンプ、E=EA、X=代替データ ストリームをスキップ)。

           /NODCOPY :: ディレクトリ情報をコピーしません (既定では /DCOPY:DA が実行されます)。

         /NOOFFLOAD :: Windows のオフロードをコピーするメカニズムを使用せずに、
                       ファイルをコピーします。

          /COMPRESS :: ファイル転送中にネットワーク圧縮を要求します (適用可能な場合)。

::
:: ファイル選択オプション:
::
                 /A :: アーカイブ属性が設定されているファイルのみをコピーしま
                       す。
                 /M :: アーカイブ属性のあるファイルのみをコピーし、リセットしま
                       す。
    /IA:[RASHCNETO] :: 指定されたいずれかの属性が設定されているファイルのみを含
                       みます。
    /XA:[RASHCNETO] :: 指定されたいずれかの属性が設定されているファイルを除外し
                       ます。

/XF file [ファイル]... ::
                       指定された名前/パス/ワイルドカードに一致するファイルを
                       除外します。
/XD dir [ディレクトリ]... ::
                       指定された名前/パスに一致するディレクトリを除外します。

                /XC :: 変更されたファイルを除外します。
                /XN :: 新しいファイルを除外します。
                /XO :: 古いファイルを除外します。
                /XX :: コピー先にだけ存在するファイルとディレクトリを除外し
                       ます。
                /XL :: コピー元にだけ存在するファイルとディレクトリを除外し
                       ます。
                /IS :: 同一ファイルを含みます。
                /IT :: 異常なファイルを含めます。

             /MAX:n :: 最大ファイル サイズ - n バイトより大きいファイルを除外し
                       ます。
             /MIN:n :: 最小ファイル サイズ - n バイトより小さいファイルを除外し
                       ます。

          /MAXAGE:n :: 最長ファイル有効期間 - n 日より古いファイルを除外します。
          /MINAGE:n :: 最短ファイル有効期間 - n 日より新しいファイルを除外しま
                       す。
          /MAXLAD:n :: 最大最終アクセス日 - n で指定する値以後に使用していない
                       ファイルを除外します。
          /MINLAD:n :: 最小最終アクセス日 - n で指定する値以後に使用されたファ
                       イルを除外します。
                       (n < 1900 の場合、n = n 日です。それ以外は、n = YYYYMMDD
                       の日付です)。

               /FFT :: FAT ファイル時間 (2 秒の粒度) を想定します。
               /DST :: 1 時間の DST 時間差を補正します。

                /XJ:: シンボリック リンク (ファイルとディレクトリの両方) と接合ポイントを除外します。
               /XJD:: ディレクトリのシンボリック リンクと接合ポイントを除外します。
               /XJF :: ファイルのシンボリック リンクを除外します。

                /IM :: 変更されたファイルを含めます (変更日時が異なる)。
::
:: 再試行オプション:
::
               /R:n :: 失敗したコピーに対する再試行数: 既定値は 1,000,000。
               /W:n :: 再試行と再試行の間の待機時間: 既定値は、30 秒です。

               /REG :: /既定の設定としてレジストリに R:n と /W:n を保存します。

               /TBD :: 共有名が定義されるのを待ちます (再試行エラー 67)。

               /LFSM :: 空き領域不足モードで動作し、コピーの一時停止と再開を有効にします (「注釈」を参照)。

               /LFSM:n[KMG] :: 下限サイズを n [K:kilo,M:mega,G:giga] バイトで指定した /LFSM。

::
:: ログ オプション:
::
                 /L :: リストのみ - いずれのファイルにも、コピー、タイムスタン
                       プの追加、または削除を実施しません。
                 /X :: 選択されたファイルのみではなく、余分なファイルをすべて報
                       告します。
                 /V :: スキップされたファイルを示す詳細出力を作成します。
                /TS :: 出力にコピー元ファイルのタイム スタンプを含めます。
                /FP :: 出力にファイルの完全なパス名を含めます。
             /BYTES :: サイズをバイトで出力します。

                /NS :: サイズなし - ファイル サイズをログに記録しません。
                /NC :: クラスなし - ファイル クラスをログに記録しません。
               /NFL :: ファイル リストなし - ファイル名をログに記録しません。
               /NDL :: ディレクトリなし - ディレクトリ名をログに記録しません。

                /NP :: 進行状況なし - コピーの完了率を表示しません。
               /ETA :: コピーするファイルの推定完了時刻を表示します。

      /LOG:ファイル :: ログ ファイルに状態を出力します (既存のログを上書きしま
                       す)。
     /LOG+:ファイル :: ログ ファイルに状態を出力します (既存のログ ファイルに
                       追加します)。

   /UNILOG:ファイル :: ログ ファイルに UNICODE で状態を出力します (既存のログを
                       上書きします)。
  /UNILOG+:ファイル :: ログ ファイルに UNICODE で状態を出力します (既存のログに
                       追加します)。

               /TEE :: コンソール ウィンドウとログ ファイルに出力します。

               /NJH :: ジョブ ヘッダーがありません。
               /NJS :: ジョブ要約がありません。

           /UNICODE :: 状態を UNICODE で出力します。

::
:: ジョブ オプション:
::
      /JOB:ジョブ名 :: 名前の付いたジョブ ファイルからパラメーターを取得します。
     /SAVE:ジョブ名 :: 名前の付いたジョブ ファイルにパラメーターを保存します。
              /QUIT :: コマンド ラインの処理後に終了します (パラメーターの表示の
                       ため)。
              /NOSD :: コピー元ディレクトリを指定しません。
              /NODD :: コピー先ディレクトリを指定しません。
                /IF :: 後続のファイルを含みます。

::
:: 注釈 :
::
       ボリュームのルート ディレクトリに対して /PURGE または /MIR を使用すると、これまでは、
       robocopy は要求された操作をシステム ボリューム情報ディレクトリ内のファイル
       にも適用していました。この動作は変更されました。
       どちらかを指定すると、robocopy はその名前を持つファイルまたはディレクトリを
       (コピー セッションの最上位レベルのソースと宛先ディレクトリで) スキップします。

       変更されたファイルの分類は、コピー元とコピー先両方の
       ファイル システムが変更タイムスタンプ (NTFS など) をサポートしていて、
       コピー元とコピー先のファイルの変更日時が異なり、しかし
       それ以外は同じ場合に適用されます。これらのファイルは既定ではコピーされません。/IM を指定して、
       それらを含めます。

       /DCOPY:E フラグは、拡張属性コピーを
       ディレクトリに対して試行することを要求します。現時点では robocopy が継続されます
       (ディレクトリの EA をコピーできなかった場合)。このフラグは
       /COPYALL 内。

       /LFSM を使用することで、robocopy に '空き領域不足モード' での動作を要求します。
       そのモードでは、次の場合に robocopy が一時停止します。すなわち、ファイルのコピーによって
       コピー先ボリュームの空き領域が '下限' 値を下回る場合です。この値は
       フラグの LFSM:n[KMG] 形式によって明示的に指定できます。
       /LFSM が明示的な下限値なしで指定されている場合、下限は
       コピー先ボリュームのサイズの 10% に設定されます。
       空き領域不足モードは、/MT、/EFSRAW、/B、および/ZB と互換性がありません。

【S】

SET

Windows 環境変数を表示、設定、または削除します。

>help SET
cmd.exe 環境変数を表示、設定、または削除します。

SET [変数名=[文字列]]

  変数名   環境変数名を指定します。
  文字列   変数に割り当てる文字列を指定します。

現在の環境変数を表示するには、パラメーターを指定せずに SET と入力してください。

コマンド拡張機能を有効にすると、SET は、次のように変更されます:

等号や値を指定せずに、変数名だけを指定して SET コマンドを実行すると、
SET コマンドに指定された名前にプレフィックスが一致するすべての変数の値が
表示されます。たとえば、

    SET P

と入力すると、文字 'P' で始まるすべての変数が表示されます。

変数名が現在の環境に見つからない場合は、SET コマンドは、ERRORLEVEL を
1 に設定します。

SET コマンドでは、変数の名前に等符号を使用することはできません。

SET コマンドには、2 つの新しいスイッチが追加されています:

    SET /A 式
    SET /P 変数=[プロンプト文字列]

/A スイッチは、等号の右側の文字列が、評価する数式であることを
指定します。式の評価はごく単純で、次の操作がサポートされます。
操作は、優先順位の高い順に示されています:

    ()                  - グループ化
    ! ~ -               - 単項演算子
    * / %              - 算術演算子
    + -                 - 算術演算子
    << >>               - 論理シフト
    &                    - ビット演算子 AND
    ^                   - ビット演算子排他的 OR
    |                   - ビット演算子 OR
    = *= /= %= += -=   - 代入
      &= ^= |= <<= >>=
    ,                   - 式の区切り記号

論理演算子またはモジュール演算子を使う場合は、式文字列を
引用符で囲む必要があります。式内の数値以外の文字列は環境変数文字列として
処理され、使用される前に数値に変換されます。
指定された環境変数名が現在の環境で定義されていない場合は、
値として 0 が使用されます。
これにより、いくつもの % 記号を入力して値を取得しないでも、
環境変数の値を算術演算に使うことができます。
コマンド スクリプト外でコマンド ラインから SET /A を実行すると、
式の最終的な値が表示されます。
割り当て演算子を使うには、割り当て演算子
の左側に環境変数名が必要です。
数値は 10 進数ですが、プレフィックスとして 0x
を付けると 16 進数、0 を付けると 8 進数になります。従って、0x12 は 18、
あるいは 022 と同じです。
8 進表記を使う場合は、注意してください。08 や
09 は、8 と 9 が有効な 8 進数ではないため、
有効な数値ではありません。

/P はユーザーによって入力された入力行を変数の値として設定できるようにします。
入力行を読み取る前に、指定されたプロンプト文字列を表示します。プロンプト文
字列は空でもかまいません。

環境変数の置換は、次のように拡張されます:

    %PATH:文字列 1 = 文字列 2%

は、PATH 環境変数を展開し、その結果に含まれるすべての "文字列 1" を
"文字列 2" に置き換えます。
"文字列 2" に空の文字列を指定すると、展開された出力からすべての "文字列 1"
を削除することができます。
"文字列 1"
をアスタリスクで始め、展開された出力の先頭から、文字列 1 の残りの部分
が最初に現れるまでのすべてを一致させることもできます。

また、展開の副文字列を指定することもできます。

    %PATH:~10,5%

は、PATH 環境変数を展開し、展開結果の 11 番目 (オフセット 10) の文字
から始まる 5 文字だけを使います。長さが指定されなかった場合は、変数の
値の残りの長さを既定値とします。オフセットまたは長さのどちらかが負の値
の場合、環境変数の値の長さに指定されたオフセットまたは長さをたしてその
数を使います。

    %PATH:~-10%

は、パス変数の最後の 10 文字が展開されます。

    %PATH:~0,-2%

は最後の 2 文字以外のすべてが展開されます。

最後に、遅延環境変数の展開が追加されました。このサポートは常に既定で
無効になっていますが、CMD.EXE の /V: のコマンド ライン スイッチを使
って有効または無効にできます。
CMD /? を参照してください。

遅延環境変数の展開は、実行時ではなく、テキスト行を読み取るときに展開
されるという現在の制限を避けるために役立ちます。
次の例は即時変数展開の問題を説明しています。

 set VAR=before
 if "%VAR%" == "before" (
 set VAR=after;
 if "%VAR%" == "after" @echo If you see this, it worked
 )

この例は、論理的には IF 文が別の IF 文の本体に含まれる複合文なので、
両方の IF 文の %VAR% が、最初の IF 文を読み取ったときに展開されます。
このため、メッセージは決して表示されません。
複合文の中の IF では "before" と "after" が比較され、
決して等しくはなりません。
同様に次の例も期待したようには動作しません。

 set LIST=
 for %i in (*) do set LIST=%LIST% %i
 echo %LIST%

この例では、現在のディレクトリのファイルの一覧は作成されず、代わりに最後
に見つけられたファイルが LIST 変数に設定されます。
これは %LIST% が FOR 文が読み取られるとき、
一度だけ展開され、そのときは LIST 変数が空だからです。
つまり、実際に実行されている FOR ループは

 for %i in (*) do set LIST= %i

で、LIST に最後に見つけられたファイルを設定し続けているだけです。

遅延環境変数の展開では、実行時に環境変数を展開するために異なった文字
(感嘆符) を使うことができます。
遅延環境変数の展開が有効な場合、上記の
例は次のように書くと意図したように動作します。

 set VAR=before
 if "%VAR%" == "before" (
 set VAR=after
 if "!VAR!" == "after" @echo If you see this, it worked
 )

 set LIST=
 for %i in (*) do set LIST=!LIST! %i
 echo %LIST%

コマンド拡張機能が有効な場合、SET によって表示される変数の一覧には
現れないいくつかの動的な環境変数があります。
これらの変数の値は、変数の値が展開されるときに
動的に計算されます。
ユーザーがこれらの名前の変数を明示的に定義する場合、
その定義は下記の動的な定義を無効にします。

%CD%            - 現在のディレクトリ文字列に展開します。

%DATE%          - DATE コマンドと同じフォーマットで現在の日付に展開します。

%TIME%          - TIME コマンドと同じフォーマットで現在の時刻に展開します。

%RANDOM%        - 0 から 32767 の間の任意の 10 進数に展開します。

%ERRORLEVEL%    - 現在の ERRORLEVEL の値に展開します。

%CMDEXTVERSION% - 現在のコマンド プロセッサ拡張機能のバージョン番号に
                    展開します。

%CMDCMDLINE%    - コマンド プロセッサを起動したオリジナル コマンド ライン
                    に展開します。

%HIGHESTNUMANODENUMBER%
                  - このコンピューター上の最大の NUMA ノード番号に展開します。

SETLOCAL

バッチ ファイルで、環境変数のローカル化を開始します。

>help SETLOCAL
バッチ ファイルで環境変更のローカル化を開始します。SETLOCAL を実行した後で
変更した環境設定は、そのバッチ ファイルだけで有効です。前の設定を復元するときは
ENDLOCAL を実行しなければなりません。バッチ スクリプトの終わりに達したとき、
暗示的な ENDLOCAL が、そのバッチ スクリプトによって発行されたすべての未完了の
SETLOCAL コマンドのために実行されます。

SETLOCAL

コマンド拡張機能を有効にすると、SETLOCAL は次のように変更されます:

SETLOCAL バッチ コマンドは、オプション引数を受け取ることができます:
        ENABLEEXTENSIONS / DISABLEEXTENSIONS
            は、コマンド処理機能を有効または無効にできます。これらの
            引数は、CMD /E:ON または /E:OFF スイッチよりも優先されます。
            詳細については、CMD /? を参照してください。
        ENABLEDELAYEDEXPANSION / DISABLEDELAYEDEXPANSION
            は、遅延環境変数の展開を有効または無効にできます。
            これらの引数は、CMD /V:ON または /V:OFF スイッチよりも優先します。
            詳細については、CMD /? を参照してください。
これらの変更は、SETLOCAL コマンドの実行前の設定にかかわらず、対応する
ENDLOCAL コマンドを実行するまで継続されます。

SETLOCAL コマンドに引数を指定すると、ERRORLEVEL の値が設定されます。
2 つの有効な引数が指定された場合は 0、指定されない場合は 1 になります。
この機能をバッチ スクリプトで使って、拡張機能が利用可能かどうかを判断
することができます。それには、次のように入力します:

    VERIFY OTHER 2>nul
    SETLOCAL ENABLEEXTENSIONS
    IF ERRORLEVEL 1 echo 拡張機能を有効にできません

この方法が使えるのは、古いバージョンの CMD.EXE では、SETLOCAL は
ERRORLEVEL の値を設定しないためです。VERIFY コマンドに誤った引数を指定すると、
ERRORLEVEL の値は 0 以外の値に初期化されます。

SC

サービス (バックグラウンド プロセス) を表示または構成します。

>help SC

エラー: 認識されないコマンドです

説明:
        SC はサービス コントロール マネージャーやサービスと通信するために使用
        するコマンド ライン プログラムです。
使用法:
        sc <サーバー> [コマンド] [サービス名] <オプション 1> <オプション 2>...


        オプションの <サーバー> は "\\サーバー名" の形式です。
        「sc [コマンド]」と入力するとコマンドの詳細なヘルプが表示されます。
        コマンド一覧:
          query-----------サービスの状態を照会したりサービスの種類ごと
                          に状態を列挙したりします。
          queryex---------拡張されたサービスの状態を照会したりサービス
                          の種類ごとに状態を列挙したりします。
          start-----------サービスを開始します。
          pause-----------サービスに PAUSE 制御要求を送信します。
          interrogate-----サービスに INTERROGATE 制御要求を送信します。
          continue--------サービスに CONTINUE 制御要求を送信します。
          stop------------サービスに STOP 要求を送信します。
          config----------サービスの構成を変更します (恒久的)。
          description-----サービスの説明を変更します。
          failure---------エラー発生時のサービスの動作を変更します。
          failureflag-----サービスの障害動作フラグを変更します。
          sidtype---------サービスのサービス SID の種類を変更します。
          privs-----------サービスの必要な特権を変更します。
          managedaccount--サービス アカウントのパスワードを LSA で管理された
                          パスワードとマークするようにサービスを変更します。
          qc--------------サービスの構成情報を照会します。
          qdescription----サービスの説明を照会します。
          qfailure--------エラー発生時のサービスの動作を照会します。
          qfailureflag----サービスの障害動作フラグを照会します。
          qsidtype--------サービスのサービス SID の種類を照会します。
          qprivs----------サービスの必要な特権を照会します。
          qtriggerinfo----サービスのトリガー パラメーターを照会します。
          qpreferrednode--サービスの優先 NUMA ノードを照会します。
          qmanagedaccount-パスワードが LSA で管理されたアカウントを
                         サービスで使用するかどうかを照会します。
          qprotection-----サービスのプロセス保護レベルを照会します。
          quserservice----ユーザー サービス テンプレートのローカル インスタンスを照会します。
          delete----------レジストリからサービスを削除します。
          create----------サービスを作成します (レジストリに追加します)。
          control---------サービスに CONTROL コードを送信します。
          sdshow----------サービスのセキュリティ記述子を表示します。
          sdset-----------サービスのセキュリティ記述子を設定します。
          showsid---------任意の名前に対応するサービス SID 文字列を表示します。
          triggerinfo-----サービスのトリガー パラメーターを構成します。
          preferrednode---サービスの優先 NUMA ノードを設定します。
          GetDisplayName--サービスの DisplayName を取得します。
          GetKeyName------サービスの ServiceKeyName を取得します。
          EnumDepend------サービスの依存関係を列挙します。

        次のコマンドはサービス名を指定しません:
        sc <サーバー> <コマンド> <オプション>
          boot------------(ok | bad) 最後に行われたブートを前回正常起動時
                          の構成として保存するかどうかを示します。
          Lock------------サービス データベースをロックします。
          QueryLock-------SCManager データベースの LockStatus を照会します。
例:
        sc start MyService


QUERY と QUERYEX のオプション:
        クエリ コマンドにサービス名が続く場合、サービスの状態が戻されます。
        この場合、それ以上のオプションは適用されません。クエリ コマンドに
        オプションがない場合やまたは以下に一覧に表示されているオプションが
        続く場合は、サービスが列挙されます。
    type=    列挙するサービスの種類 (driver、service、user service、all)
             (既定 = service)
    state=   列挙するサービスの状態 (inactive、all)
             (既定 = active)
    bufsize= 列挙バッファーのサイズ (バイト)
             (既定 = 4096)
    ri=      列挙の開始を指定するための再開インデックス番号
             (既定 = 0)
    group=   列挙するサービス グループ
             (既定 = all groups)

構文の例
sc query                - アクティブなサービス ドライバーの状態を列挙します
sc query eventlog      - イベントログ サービスの状態を表示します
sc queryex eventlog    - イベントログ サービスの拡張状態を表示します
sc query type= driver   - アクティブなドライバーのみ列挙します
sc query type= service  - Win32 サービスのみ列挙します
sc query state= all     - サービスとドライバーをすべて列挙します
sc query bufsize= 50    - 50 バイトのバッファーで列挙します
sc query ri= 14         - 再開インデックスを = 14 にして列挙します
sc queryex group= ""    - グループにないアクティブなサービスを列挙します
sc query type= interact - 対話型サービスをすべて列挙します
sc query type= driver group= NDIS     - NDIS ドライバーをすべて列挙します

SCHTASKS

コンピューター上で実行されるコマンドとプログラムをスケジュールします。

>help SCHTASKS

SCHTASKS /パラメーター [引数]

説明:
    管理者がローカルまたはリモートのシステム上のスケジュール タスクの作成、
    削除、クエリ実行、変更、実行および終了を行います。

パラメーター一覧:
    /Create         スケジュール タスクを新しく作成します。

    /Delete         スケジュール タスクを削除します。

    /Query          スケジュール タスクをすべて表示します。

    /Change         スケジュール タスクのプロパティを変更します。

    /Run            スケジュールされているタスクをオン デマンドで実行します。

    /End            現在実行中のスケジュール タスクを停止します。

    /ShowSid        スケジュールされたタスクの名前に対応するセキュリティ ID を
                    表示します。

    /?              このヘルプを表示します。

Examples:
    SCHTASKS
    SCHTASKS /?
    SCHTASKS /Run /?
    SCHTASKS /End /?
    SCHTASKS /Create /?
    SCHTASKS /Delete /?
    SCHTASKS /Query  /?
    SCHTASKS /Change /?
    SCHTASKS /ShowSid /?

SHIFT

バッチ ファイルで、置き換え可能パラメーターの位置をシフトします。

>help SHIFT
バッチ ファイル中の置き換え可能なパラメーターの位置を変更します。

SHIFT [/n]

コマンド拡張機能を有効にすると、SHIFT コマンドは、/n スイッチをサポート
するようになります。このスイッチを指定すると、コマンドはシフトを n 番
目の引数から開始します。n は、0 から 8 までの数です。たとえば、

    SHIFT /2

は、%3 を %2 に、%4 を %3 にシフトし、%0 と %1 はシフトしません。

SHUTDOWN

ローカルまたはリモートのコンピューターのシャットダウンを許可します。

>help SHUTDOWN
使用法: SHUTDOWN  [/i | /l | /s | /sg | /r | /g | /a | /p | /h | /e | /o] [/hybrid] [/soft] [/fw] [/f]
    [/m \\コンピューター][/t xxx][/d [p|u:]xx:yy [/c "コメント"]]

    引数なし   ヘルプを表示します。「/?」と入力するのと同じです。
    /?         ヘルプを表示します。オプションを入力しないのと同じです。
    /i         グラフィック ユーザー インターフェイス (GUI) を表示します
               このオプションは最初に指定する必要があります。
    /l         ログオフします。/m または /d オプションとは併用できません。
    /s         コンピューターをシャットダウンします。
    /sg        コンピューターをシャットダウンします。次回の起動時、自動再起動サインオンが
               有効になっている場合は、前回の対話ユーザー自動的にサインインしてロックします。
               サインイン後、登録されているアプリケーションを再起動します。
    /r         コンピューターを完全にシャットダウンして再起動します。
    /g         コンピューターを完全にシャットダウンして再起動します。システムの再起動後、
               自動再起動サインオンが有効になっている場合は、
               前回の対話ユーザーで自動的にサインインしてロックします。
               サインイン後、登録されているアプリケーションを再起動します。
    /a         システムのシャットダウンを中止します。
               これは、タイムアウト期間にのみ使用できます。
               /fw と共に使用して、保留されているファームウェアでの起動をすべてクリアします。
    /p         タイムアウトまたは警告なしでローカル コンピューターの電源を切ります。
               /d および /f オプションと併用できます。
    /h         ローカル コンピューターを休止状態にします。
               /f オプションと併用できます。
    /hybrid    コンピューターのシャットダウンを実行し、高速スタートアップの準備をします。
               /s オプションと併用してください。
    /fw        シャットダウン オプションと共に使用し、次回は以下で起動します
               ファームウェアのユーザー インターフェイス。
    /e         コンピューターの予期しないシャットダウンの理由を記録します。
    /o       詳細ブート オプション メニューに移動し、コンピューターを再起動します。
               /r オプションと併用してください。
    /m \\コンピューター 対象となるコンピューターを指定します。
    /t xxx     シャットダウンまでのタイムアウト期間を xxx 秒に設定します。
               有効範囲は 0 から 315360000 (10 年) までで、既定値は 30 です。
               タイムアウト期間が 0 より大きい場合、/f パラメーターが
               暗黙的に指定されます。
    /c "コメント" 再起動またはシャットダウンの理由にコメントを付けます。
               最大 512 文字まで入力できます。
    /f         ユーザーに警告せずに実行中のアプリケーションを強制終了します。
               0 より大きい値が
 の場合、/f パラメーターが暗黙指定されます               /t パラメーターに指定されます。
    /d [p|u:]xx:yy  再起動またはシャットダウンの理由を指定します。
               p は再起動またはシャットダウンが計画されていることを示します。
               u は理由がユーザーにより定義されることを示します。
               p と u のどちらも指定されていない場合は、再起動またはシャットダウンが
               計画されていません。
               xx は主因の番号です (256 未満の正の整数)。
               yy は副因の番号です (65536 未満の正の整数)。

理由:
(E = 予期していた理由 U = 予期していない理由 P = 計画済み, C = ユーザー定義)
種類    主因    副因    タイトル

 U      0       0       その他 (計画外)
E       0       0       その他 (計画外)
E P     0       0       その他 (計画済)
 U      0       5       その他の障害: システム応答なし
E       1       1       ハードウェア: メンテナンス (計画外)
E P     1       1       ハードウェア: メンテナンス (計画済)
E       1       2       ハードウェア: インストール (計画外)
E P     1       2       ハードウェア: インストール (計画済)
E       2       2       オペレーティング システム: 回復 (計画外)
E P     2       2       オペレーティング システム: 回復 (計画済)
  P     2       3       オペレーティング システム: アップグレード (計画済)
E       2       4       オペレーティング システム: 再構成 (計画外)
E P     2       4       オペレーティング システム: 再構成 (計画済)
  P     2       16      オペレーティング システム: Service pack (計画済)
        2       17      オペレーティング システム: ホットフィックス (計画外)
  P     2       17      オペレーティング システム: ホットフィックス (計画済)
        2       18      オペレーティング システム: セキュリティ フィックス (計画外)
  P     2       18      オペレーティング システム: セキュリティ フィックス (計画済)
E       4       1       アプリケーション: メンテナンス (計画外)
E P     4       1       アプリケーション: メンテナンス (計画済)
E P     4       2       アプリケーション: インストール (計画済)
E       4       5       アプリケーション: 応答なし
E       4       6       アプリケーション: 不安定
 U      5       15      システム障害: STOP エラー
 U      5       19      セキュリティの問題 (計画外)
E       5       19      セキュリティの問題 (計画外)
E P     5       19      セキュリティの問題 (計画済)
E       5       20      ネットワーク接続の損失 (計画外)
 U      6       11      電源障害: コードが抜けました
 U      6       12      電源障害: 環境
  P     7       0       レガシ API シャットダウン

SORT

入力を並べ替えます。

>help SORT
SORT [/R] [/+n] [/M KB] [/L ロケール] [/REC レコードバイト]
  [[ドライブ1:][パス1]ファイル名1] [/T [ドライブ2:][パス2]]
  [/O [ドライブ3:][パス3]ファイル名3]
  /+n                         各行の比較を始める文字番号 n を指定します。
                              /+3 は、各行の 3 番目の文字から比較を始める
                              ことを意味します。n 文字より少ない行は、ほかの
                              行より前に照合されます。
                              既定では、比較はそれぞれの行の最初から始め
                              ます。
  /L[OCALE] ロケール          指定されたロケールでシステム既定のロケールを
                              上書きします。""C"" ロケールは、最も速い照合
                              シーケンスに従います。現在指定できるロケール
                              は ""C"" のみです。並べ替えは、常に大文字と小
                              文字を区別します。
  /M[EMORY] KB                並べ替えに使うメイン メモリのサイズを KB
                              で指定します。メモリ サイズは、常に最小
                              160 KB で制限されます。メモリ サイズが
                              指定された場合、メイン メモリをどれだけ利用
                              できるかにかかわらず、指定されたサイズのメモリ
                              を使用します。

                              通常は、メモリ サイズを指定していないとき、最高
                              のパフォーマンスを得られます。既定では、並べ替
                              えが既定の最大メモリ サイズに格納できる場合は、
                              (一時ファイルを使わないで) 1 回のパスで実行
                              します。そうでない場合は、(一部の並べ替えられ
                              たデータを一時ファイルに格納して) 2 回のパス
                              で実行し、並べ替えと結合パスのためのメモリのサイ
                              ズを等しくします。入力と出力の両方がファイルの
                              場合、既定の最大メモリ サイズは利用できるメイン
                              メモリの 90% になります。そうでない場合は、
                              メイン メモリの 45% になります。
  /REC[ORD_MAXIMUM] 文字数    レコードの最大文字数を指定します
                              (既定値 4096、最大値 65535)。
  /R[EVERSE]                  並べ替えの順序を降順にします。つまり、Z から A、
                              9 から 0 の順に並べ替えます。
  [ドライブ1:][パス1]ファイル名1
                              並べ替えられるファイルを指定します。指定されて
                              いない場合、標準入力を並べ替えます。
                              入力ファイルを指定する方が同じファイルへの標準
                              入力をリダイレクトするより速くなります。
  /T[EMPORARY]
    [ドライブ2:][パス2]
                              データをメイン メモリに格納できないときのた
                              めに、並べ替えのための一時記憶域を保持する
                              ディレクトリを指定します。既定ではシステムの
                              一時ディレクトリを使用します。
  /O[UTPUT]
    [ドライブ3:][パス3]ファイル名3
                              並べ替えられた入力ファイルが格納されるファイル
                              を指定します。指定されていない場合、データは
                              標準出力に書き込まれます。出力ファイルを指定す
                              る方が同じファイルへの標準出力をリダイレクト
                              するより速くなります。

START

別のウィンドウを起動して、指定したプログラムまたはコマンドを実行します。

>help START
指定されたプログラムまたはコマンドを実行するためにウィンドウを開きます。

START ["タイトル"] [/D パス] [/I] [/MIN] [/MAX] [/SEPARATE | /SHARED]
      [/LOW | /NORMAL | /HIGH | /REALTIME | /ABOVENORMAL | /BELOWNORMAL]
      [/NODE <NUMA ノード>] [/AFFINITY <16 進数の関係マスク>] [/WAIT] [/B]
      [コマンド/プログラム] [パラメーター]

    "タイトル"  ウィンドウのタイトル バーに表示するタイトル。
    パス        開始するディレクトリ。
    B           新しいウィンドウを作成せずにアプリケーションを起動します。
                アプリケーションは Ctrl + C を無視します。
                アプリケーションで Ctr l+ C を有効にしていない場合、
                Ctrl + Break がアプリケーションを中断する唯一の方法です。
    I           新しい環境は、現在の環境ではなく、cmd.exe に渡された元の環境に
                なります。
    MIN         ウィンドウを最小化の状態で起動します。
    MAX         ウィンドウを最大表示の状態で起動します。
    SEPARATE    16 ビットの Windows プログラムを別メモリ領域で起動します。
    SHARED      16 ビットの Windows プログラムを共有メモリ領域で起動します。
    LOW         IDLE 優先度クラスでアプリケーションを起動します。
    NORMAL      NORMAL 優先度クラスでアプリケーションを起動します。
    HIGH        HIGH 優先度クラスでアプリケーションを起動します。
    REALTIME    REALTIME 優先度クラスでアプリケーションを起動します。
    ABOVENORMAL ABOVENORMAL 優先度クラスでアプリケーションを起動します。
    BELOWNORMAL BELOWNORMAL 優先度クラスでアプリケーションを起動します。
    NODE        優先 NUMA (Non-Uniform Memory Architecture) ノードを 10 進の
                整数で指定します。
    AFFINITY    プロセッサの関係マスクを 16 進数で指定します。
                プロセスはこれらのプロセッサで実行されるように制限されます。

                /AFFINITY と /NODE を組み合わせると、関係マスクは異なって
                解釈されます。NUMA ノードのプロセッサ マスクを右にシフトして
                ビット 0 で始まるかのように関係マスクを指定します。
                プロセスは、指定した関係マスクと NUMA ノードの間で共通する
                プロセッサ上で実行されるように制限されます。共通するプロセッサ
                がない場合は、プロセスは指定した NUMA ノード上で実行される
                ように制限されます。
    WAIT        アプリケーションを起動し、終了するまで待ちます。
    コマンド/プログラム
                内部コマンドまたはバッチ ファイルの場合、コマンド プロセッサ
                は cmd.exe の /K オプションを使用して実行されます。
                これはコマンドの後でもウィンドウが残ることを意味
                します。

                内部コマンドまたはバッチ ファイルではない場合、そのプログラム
                はウィンドウ モードのアプリケーションまたはコンソール
                アプリケーションとして動作します。

    パラメーター
                コマンド/プログラムに渡すパラメーターです。

注意: SEPARATE および SHARED オプションは 64 ビット プラットフォームでは
サポートされません。

/NODE を指定すると、NUMA システム上のメモリ局所性を利用する方法でプロセスが
作成されるようにできます。たとえば、共有メモリ経由で互いに頻繁に通信する
2 つのプロセスを、メモリ待ち時間を最小限に抑えるために同じ優先 NUMA ノードを
共有するように作成できます。これらのプロセスは可能であれば同じ NUMA ノードから
メモリを割り当て、指定したノード外のプロセッサ上で実行されることもあります。

    start /NODE 1 application1.exe
    start /NODE 1 application2.exe

これら 2 つのプロセスは、さらに、同じ NUMA ノード内の特定のプロセッサ上で
実行されるように制限できます。次の例では、application1 がノードの低順位の
2 つのプロセッサ上で実行されるのに対し、application2 はノードの次の 2 つの
プロセッサ上で実行されます。この例では、指定したノードに少なくとも 4 つの
論理プロセッサがあることを想定しています。ノード番号は、関係マスクを変更しなく
ても、そのコンピューターの任意の有効なノード番号に変更できることに注意して
ください。

    start /NODE 1 /AFFINITY 0x3 application1.exe
    start /NODE 1 /AFFINITY 0xc application2.exe

コマンド拡張機能を有効にすると、コマンド ラインまたは START コマンドに
よる外部コマンドの起動は、次のように変更されます:

非実行可能ファイルは、ファイル名をコマンドとして入力することによって、
    ファイルの関連付けを使って開くことができます (例:  WORD.DOC は .DOC
    ファイル拡張子に関連付けられているアプリケーションを起動します)。
    コマンド スクリプト内でファイルの関連付けを作成する方法については、
    ASSOC と FTYPE コマンドを参照してください。

32 ビット GUI アプリケーションを実行する場合、CMD.EXE は、
    アプリケーションの終了を待たずにコマンド プロンプトに戻ります。
    コマンド スクリプト内で実行する場合は、
    この動作は発生しません。

最初のトークンが拡張子やパス修飾子を持たない文字列 "CMD" であるコマンド
    ラインを実行する場合、"CMD" が COMSPEC 変数の値で
    置き換えられます。
    これにより現在のディレクトリの CMD.EXE が使われないようにします。

最初のトークンが拡張子を含まないコマンド ラインを実行する場合、CMD.EXE
    は、PATHEXT 環境変数の値を使って拡張子の種類と順序を判断します。
    PATHEXT 変数の既定値は、次のとおりです:

        .COM;.EXE;.BAT;.CMD

    この構文は PATH 変数と同じであり、各要素はセミコロンで区切られて
    いることに注意してください。

実行可能なファイルを検索するときにどの拡張子でも一致するファイルが見つ
からない場合は、拡張子なしの名前がディレクトリ名と一致するかどうかを
調べます。
一致する場合は、START コマンドがそのパスでエクスプローラーを起動
します。コマンド ラインから実行した場合は、そのパスに対する CD /D の実
行と同じになります。

SUBST

パスをドライブ名で置き換えます。

>help SUBST
パスをドライブ名に関連付けます。

SUBST [ドライブ1: [ドライブ2:]パス]
SUBST ドライブ1: /D

  ドライブ1:        パスを割り当てる仮想ドライブを指定します。
  [ドライブ2:]パス  仮想ドライブに割り当てる物理ドライブとパスを指定します。
  /D                置換した (仮想) ドライブを削除します。

現在の仮想ドライブ一覧を表示するときは、パラメーターを指定せずに SUBST と入力してください。

SYSTEMINFO

コンピューター特有のプロパティと構成を表示します。

>help SYSTEMINFO
このコマンドはヘルプ ユーティリティでサポートされません。"SYSTEMINFO /?" を試してください。
>SYSTEMINFO /?

SYSTEMINFO [/S システム [/U ユーザー名 [/P パスワード]]] [/FO 形式] [/NH]

説明:
    ローカル コンピューターまたはリモート コンピューターの、オペレーティング
    システム構成情報 (Service Pack のレベルを含む) を表示します。

パラメーター一覧:
    /S    システム            接続先のリモート システムを指定します。

    /U    [ドメイン\]ユーザー 実行するコマンドのユーザー コンテキストを指定
                              します。

    /P    [パスワード]        提供されたユーザー コンテキストのパスワードを指定
                              します。省略された場合は、入力を要求します。

    /FO    形式               表示される形式を指定します。
                              有効な値: "TABLE", "LIST", "CSV"。

    /NH                       出力しない "カラム ヘッダー" を指定します。

                              "TABLE"と "CSV" の形式のみ有効です。

    /?                        ヘルプを表示します。

例:
    SYSTEMINFO
    SYSTEMINFO /?
    SYSTEMINFO /S システム
    SYSTEMINFO /S システム /U ユーザー
    SYSTEMINFO /S システム /U ドメイン\ユーザー /P パスワード /FO TABLE
    SYSTEMINFO /S システム /FO LIST
    SYSTEMINFO /S システム /FO CSV /NH

【T】

TASKLIST

サービスを含む現在実行されているすべてのタスクを表示します。

>help TASKLIST

TASKLIST [/S システム [/U ユーザー名 [/P [パスワード]]]]
         [/M [モジュール] | /SVC | /V] [/FI フィルター] [/FO 形式] [/NH]

説明:
    ローカルまたはリモートのシステムで実行されている
    プロセスの一覧を表示します。

パラメーター一覧:
   /S    システム            接続するリモート システムを指定します。

   /U    [ドメイン\]ユーザー コマンドを実行するユーザー コンテキストを
                             指定します。

   /P    [パスワード]        提供されたユーザー コンテキストのパスワードを
                             指定します。省略された場合は、入力を要求します。

   /M    [モジュール]        指定された EXE/DLL 名を使用しているタスクを
                             すべて表示します。モジュール名が指定されない場合
                             は、読み込まれているモジュールすべてを表示します。

   /SVC                      各プロセスをホストしているサービスを表示します。

   /APPS                   Microsoft Store アプリと関連するプロセスを表示します。

   /V                      詳細なタスク情報を表示します。

   /FI    フィルター       フィルターによって指定された、与えられた条件に一致
                           するタスクを表示します。

   /FO    形式             出力の形式を指定します。
                           有効な値: "TABLE", "LIST", "CSV"。

   /NH                     出力するときに、"カラム ヘッダー"を
                           表示しないように指定します。
                           "TABLE" と "CSV" 形式でのみ有効です。

   /?                      このヘルプ メッセージを表示します。

フィルター:
    フィルター名    有効な演算子              有効な値
    -----------     ---------------           --------------------------
    STATUS          eq, ne                    RUNNING | SUSPENDED
                                              NOT RESPONDING | UNKNOWN
    IMAGENAME        eq, ne                    イメージ名
    PID             eq, ne, gt, lt, ge, le    PID 値
    SESSION         eq, ne, gt, lt, ge, le    セッション番号
    SESSIONNAME     eq, ne                    セッション名
    CPUTIME         eq, ne, gt, lt, ge, le    次の形式の CPU 時間
                                              hh:mm:ss
                                              hh - 時間、
                                              mm - 分、ss - 秒
    MEMUSAGE        eq, ne, gt, lt, ge, le    メモリ使用 (KB)
    USERNAME        eq, ne                    [ドメイン\]ユーザーの形式の
                                              ユーザー名
    SERVICES        eq, ne                    サービス名
    WINDOWTITLE     eq, ne                    ウィンドウ タイトル
    MODULES         eq, ne                    DLL 名

注意: リモート コンピューターを照会するときは、"WINDOWTITLE" フィルターと
      "STATUS" フィルターはサポートされません。

Examples:
    TASKLIST
    TASKLIST /M
    TASKLIST /V /FO CSV
    TASKLIST /SVC /FO LIST
    TASKLIST /APPS /FI "STATUS eq RUNNING"
    TASKLIST /M wbem*
    TASKLIST /S システム /FO LIST
    TASKLIST /S システム /U ドメイン\ユーザー名 /FO CSV /NH
    TASKLIST /S システム /U ユーザー名 /P パスワード /FO TABLE /NH
    TASKLIST /FI "USERNAME ne NT AUTHORITY\SYSTEM" /FI "STATUS eq running"

TASKKILL

実行されているプロセスまたはアプリケーションを削除または停止します。

>help TASKKILL

TASKKILL [/S システム [/U ユーザー名 [/P [パスワード]]]]
         { [/FI フィルター] [/PID プロセスID | /IM イメージ名] } [/T] [/F]

説明:
    このツールは、プロセス ID (PID) またはイメージ名を指定して、タスクを終了するために使われます。

パラメーター一覧:
    /S    システム            接続するリモート システムを指定します。

    /U    [ドメイン\]ユーザー コマンドが実行されるユーザー コンテキストを
                              指定します。

    /P    [パスワード]        提供されるユーザー コンテキストのパスワードを
                              指定します。省略された場合は、入力を要求します。

    /FI   フィルター            タスクを選択するために、フィルターを適用します。
                              "*" を使用できます。例: imagename eq acme*

    /PID   プロセスID         終了させるプロセスの PID を指定します。
                              PID を取得するには、TaskList を使用してください。

    /IM    イメージ名         終了させるプロセスのイメージ名を指定します。
                              すべてのタスクやイメージ名を指定するには、
                              ワイルドカード '*' を使います。

    /T                        指定したプロセスとそのプロセスが開始
                              したすべての子プロセスを削除します。

    /F                        プロセスの強制終了を指定します。

    /?                        このヘルプ メッセージを表示します。

フィルター:
    フィルター名    有効な演算子              有効な値
    -----------   ---------------           -------------------------
    STATUS        eq, ne                    RUNNING |
                                            NOT RESPONDING | UNKNOWN
    IMAGENAME     eq, ne                    イメージ名
    PID           eq, ne, gt, lt, ge, le    PID 値
    SESSION       eq, ne, gt, lt, ge, le    セッション番号です。
    CPUTIME       eq, ne, gt, lt, ge, le    次の形式の CPU 時間
                                            hh:mm:ss
                                            hh - 時間
                                            mm - 分、ss - 秒
    MEMUSAGE      eq, ne, gt, lt, ge, le    メモリ使用量 (KB)
    USERNAME      eq, ne                    [ドメイン\]ユーザーの形式の
                                            ユーザー名です
    MODULES       eq, ne                    DLL 名
    SERVICES      eq, ne                    サービス名
    WINDOWTITLE   eq, ne                    ウィンドウのタイトル

    注意
    ----
    1) /IM スイッチのワイルドカード '*' は、フィルターを適用したときのみ許可
       されます。
    2) リモート プロセスの終了は、必ず強制的に行われます。(/F)
    3) リモート コンピューターが指定されているときは、"WINDOWTITLE"フィルターと
       "STATUS" フィルターは考慮されません。
例:
    TASKKILL /IM notepad.exe
    TASKKILL /PID 1230 /PID 1241 /PID 1253 /T
    TASKKILL /F /IM cmd.exe /T
    TASKKILL /F /FI "PID ge 1000" /FI "WINDOWTITLE ne untitle*"
    TASKKILL /F /FI "USERNAME eq NT AUTHORITY\SYSTEM" /IM notepad.exe
    TASKKILL /S system /U domain\username /FI "USERNAME ne NT*" /IM *
    TASKKILL /S system /U username /P password /FI "IMAGENAME eq note*"

TIME

システム時刻を表示または変更します。

>help TIME
システム時刻を表示または設定します。

TIME [/T | 時刻]

パラメーターの指定がなければ、現在の設定が表示され、新しい時刻を入力できる
プロンプトになります。変更しない場合は、Enter キーを押してください。

コマンド拡張機能を有効にすると、TIME コマンドは、/T スイッチを
サポートするようになります。このスイッチを指定すると、現在の時刻
だけが表示され、新しい時刻を入力するためのプロンプトは表示されません。

TITLE

コマンド プロンプト ウィンドウのタイトルを設定します。

>help TITLE
コマンド プロンプト ウィンドウのウィンドウ タイトルを設定します。

TITLE [文字列]

  文字列       コマンド プロンプト ウィンドウのタイトルを指定します。

TREE

ドライブまたはパスのディレクトリ構造を図式表示します。

>help tree
ドライブやパスのフォルダー構造を図式表示します。

TREE [ドライブ:][パス] [/F] [/A]

   /F   各フォルダーのファイル名を表示します。
   /A   拡張文字ではなく、ASCII 文字で表示します。

TYPE

テキスト ファイルの内容を表示します。

>help TYPE
テキスト ファイルまたはファイルの内容を表示します。

TYPE  [ドライブ:][パス]ファイル名

【V】

VER

Windows のバージョンを表示します。

>help VER
Windows のバージョンを表示します。

VER

VERIFY

ファイルがディスクへ正しく書き込まれたかを照合するかどうかWindows へ指定します。

>help VERIFY
ファイルがディスクに正しく書き込まれたことを照合するかどうかを
cmd.exe に指示します。

VERIFY [ON | OFF]

現在の設定を表示するときは、パラメーターを指定せずに VERIFY と入力してください。

VOL

ディスクのボリューム ラベルとシリアル番号を表示します。

>help VOL
ディスクのボリューム ラベルとシリアル番号を表示します。

VOL [ドライブ:]

【X】

XCOPY

ファイルやディレクトリ構造をコピーします。

>help XCOPY
ファイルとディレクトリ ツリーをコピーします。

XCOPY source [destination] [/A | /M] [/D[:date]] [/P] [/S [/E]] [/V] [/W]
                           [/C] [/I] [/Q] [/F] [/L] [/G] [/H] [/R] [/T] [/U]
                           [/K] [/N] [/O] [/X] [/Y] [/-Y] [/Z] [/B] [/J]
                           [/EXCLUDE:file1[+file2][+file3]...] [/COMPRESS]

  source       コピーするファイル (複数可) を指定します。
  destination  新しいファイルの場所や名前を指定します。
  /A           アーカイブ属性が設定されているファイルのみをコピーし、
               属性は変更しません。
  /M           アーカイブ属性が設定されているファイルのみをコピーし、
               アーカイブ属性を解除します。
  /D:m-d-y     指定された日付以降に変更されたファイルをコピーします。
               日付が指定されなかったときは、コピー元の日付がコピー先の日付より
               新しいファイルだけをコピーします。
  /EXCLUDE:file1[+file2][+file3]...
               文字列を記述したファイルのリストを指定します。
               文字列は、ファイル内で 1 行に 1 つずつ記述します。いずれかの文字列が
               コピー対象ファイルの絶対パスの任意の部分と一致した場合、
               そのファイルはコピー対象から除外されます。たとえば、
               \obj\ または .obj のような文字列を指定すると、それぞれ、obj ディレクトリの下の
               全ファイルが除外されたり、.odj という拡張子の
               ファイルがすべて除外されたりします。
  /P           コピー先のファイルを作成する前に確認のメッセージを表示します。
  /S           空の場合を除いて、ディレクトリとサブディレクトリをコピーします。
  /E           空の場合も含めて、ディレクトリとサブディレクトリをコピーします。
               "/S /E" と同じ意味です。/T の内容を変更する際にも使用できます。
  /V           コピー先の各ファイルのサイズを検証します。
  /W           コピーを開始する前に、任意のキーを押すことを求めるメッセージを表示します。
  /C           エラーが発生してもコピーを続けます。
  /I           コピー先が存在せず、コピーするファイルが複数の場合、
               コピー先をディレクトリと想定します。
  /Q           コピー中にファイル名を表示しません。
  /F           コピー中にコピー元とコピー先の完全なファイル名を表示します。
  /L           コピーされるファイル名を表示します。
  /G           暗号化をサポートしないコピー先に、暗号化されたファイルをコピー
               することを許可します。
  /H           隠しファイルやシステム ファイルもコピーします。
  /R           読み取り専用ファイルを上書きします。
  /T           ファイルはコピーせずにディレクトリ構造のみを作成します。空の
               ディレクトリまたはサブディレクトリは除きます。/T /E と指定
               すると空のディレクトリやサブディレクトリも作成されます。
  /U           コピー先に既に存在するファイルだけをコピーします。
  /K           属性をコピーします。指定しない場合、読み取り専用属性はリセットされます。
  /N           生成された短い名前を使用してコピーします。
  /O           ファイルの所有権と ACL 情報をコピーします。
  /X           ファイルの監査設定をコピーします (/O を含む)。
  /Y           既存のファイルを上書きする前に確認の
               メッセージを表示しません。
  /-Y          既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを
               表示します。
  /Z           再起動可能モードでネットワーク ファイルをコピーします。
  /B           シンボリック リンクのリンク先ではなく、シンボリック リンク自体をコピーします。
  /J           バッファーされていない I/O を使ってコピーします。サイズが大きいファイルに適しています。
  /COMPRESS    適用可能な場合は、ファイル転送中にネットワーク圧縮を
               要求します。

スイッチ /Y は環境変数 COPYCMD に前もって設定しておくことができます。
この設定は、コマンド ラインの /-Y で上書きすることができます。

【W】

WMIC

対話型コマンド シェルで WMI 情報を表示します。

>help WMIC

WMIC は非推奨です。

[グローバル スイッチ] <command>

次のグローバル スイッチが利用可能です:
/NAMESPACE           エイリアスが操作する名前空間のパスです。
/ROLE                エイリアスの定義を含む役割のパスです。
/NODE                エイリアスが操作するサーバーです。
/IMPLEVEL            クライアントの偽造レベルです。
/AUTHLEVEL           クライアントの認証レベルです。
/LOCALE              クライアントが使用する必要がある言語 ID です。
/PRIVILEGES          特権のすべてを有効または無効にします。
/TRACE               デバッグ情報を stderr に出力します。
/RECORD              入力コマンドと出力のすべてをログに記録します。
/INTERACTIVE         対話モードを設定またはリセットします。
/FAILFAST            FailFast モードを設定またはリセットします。
/USER                セッションの間使用するユーザーです。
/PASSWORD            セッション ログオンに使用されるパスワードです。
/OUTPUT              出力リダイレクトのモードを指定します。
/APPEND              出力リダイレクトを指定します。
/AGGREGATE           集合体モードを設定またはリセットします。
/AUTHORITY           接続の <証明機関の種類> を指定します。
/?[:<BRIEF|FULL>]    使用法の情報です。

特定のグローバル スイッチの詳細については、 switch-name /? と入力してください。


次のエイリアスが現在の役割で利用可能です:
ALIAS                    - ローカル システムのエイリアス ボリュームにアクセスします。
BASEBOARD                - ベース ボード (マザーボードまたはシステム ボード) の管理です。
BIOS                     - 基本入出力 (BIOS) 管理です。
BOOTCONFIG               - ブート構成管理です。
CDROM                    - CD-ROM 管理です。
COMPUTERSYSTEM           - コンピューター システム管理です。
CPU                      - CPU 管理です。
CSPRODUCT                - SMBIOS からのコンピューター システム製品情報です。
DATAFILE                 - データ ファイル管理です。
DCOMAPP                  - DCOM アプリケーションの管理です。
DESKTOP                  - ユーザーのデスクトップ管理です。
DESKTOPMONITOR           - デスクトップ モニターの管理です。
DEVICEMEMORYADDRESS      - デバイス メモリ アドレスの管理です。
DISKDRIVE                - 物理ディスク ドライブの管理です。
DISKQUOTA                - NTFS ボリュームのディスク領域の使用です。
DMACHANNEL               - ダイレクト メモリ アクセス (DMA) チャンネル管理です。
ENVIRONMENT              - システム環境設定の管理です。
FSDIR                    - ファイル システム ディレクトリ エントリの管理です。
GROUP                    - グループ アカウントの管理です。
IDECONTROLLER            - IDE コントローラー管理です。
IRQ                      - 割り込み要求 (IRQ) の管理です。
JOB                      - スケジュール サービスを使用してスケジュールされたジョブへのアクセスを提供します。
LOADORDER                - 実行依存関係を定義するシステム サービスの管理です。
LOGICALDISK              - ローカル記憶装置管理です。
LOGON                    - ログオン セッションです。
MEMCACHE                 - キャッシュ メモリ管理です。
MEMORYCHIP               - メモリ チップの情報です。
MEMPHYSICAL              - コンピューター システムの物理メモリの管理です。
NETCLIENT                - ネットワーク クライアント管理です。
NETLOGIN                 - ネットワーク ログイン情報 (特定のユーザーの) の管理です。
NETPROTOCOL              - プロトコル (およびそのネットワーク特性) 管理です。
NETUSE                   - アクティブ状態のネットワーク管理です。
NIC                      - ネットワーク インターフェイス コントローラー (NIC) の管理です。
NICCONFIG                - ネットワーク アダプターの管理です。
NTDOMAIN                 - NT ドメイン管理です。
NTEVENT                  - NT イベント ログのエントリです。
NTEVENTLOG               - NT イベント ログ ファイルの管理です。
ONBOARDDEVICE            - マザーボード (システム ボード) にビルトインされている共通アダプター デバイスの管理です。
OS                       - インストールされたオペレーティング システムの管理です。
PAGEFILE                 - スワップされている仮想メモリ ファイルの管理です。
PAGEFILESET              - ページ ファイル設定管理です。
PARTITION                - 物理ディスクのパーティションされた領域の管理です。
PORT                     - I/O ポート管理です。
PORTCONNECTOR            - 物理接続ポートの管理です。
PRINTER                  - プリンター デバイスの管理です。
PRINTERCONFIG            - プリンター デバイス構成の管理です。
PRINTJOB                 - 印刷ジョブの管理です。
PROCESS                  - 処理管理です。
PRODUCT                  - インストール パッケージ タスクの管理です。
QFE                      - QFE (Quick Fix Engineering) です。
QUOTASETTING             - ボリュームのディスク クォータの設定情報です。
RDACCOUNT                - リモート デスクトップ接続のアクセス許可管理です。
RDNIC                    - 特定のネットワーク アダプターでのリモート デスクトップ接続の管理です。
RDPERMISSIONS            - 特定のリモート デスクトップ接続のアクセス許可です。
RDTOGGLE                 - リモート デスクトップ リスナーをリモートでオンまたはオフにします。
RECOVEROS                - オペレーティング システムにエラーが発生するときにメモリから収集される情報です。
REGISTRY                 - コンピューター システムのレジストリの管理です。
SCSICONTROLLER           - SCSI コントローラー管理です。
SERVER                   - サーバー情報の管理です。
SERVICE                  - サービス アプリケーションの管理です。
SHADOWCOPY               - シャドウ コピーの管理です。
SHADOWSTORAGE            - シャドウ コピーの記憶域の管理です。
SHARE                    - 共有リソース管理です。
SOFTWAREELEMENT          - システムにインストールされているソフトウェア製品の要素の管理です。
SOFTWAREFEATURE          - ソフトウェア要素のソフトウェア製品サブセットの管理です。
SOUNDDEV                 - サウンド デバイス管理です。
STARTUP                  - ユーザーがコンピューター システムにログオンするときに自動的に実行するコマンドの管理です。
SYSACCOUNT               - システム アカウント管理です。
SYSDRIVER                - 基本サービスのシステム ドライバーの管理です。
SYSTEMENCLOSURE          - 物理的システム格納装置管理です。
SYSTEMSLOT               - ポート、マザーボード スロットと周辺機器、専用接続ポイントを含む物理的接続ポイントの管理です。
TAPEDRIVE                - テープ ドライブ管理です。
TEMPERATURE              - 温度センサー (電気温度計) のデータ管理です。
TIMEZONE                 - タイム ゾーン データ管理です。
UPS                      - 無停電電源装置 (UPS) の管理です。
USERACCOUNT              - ユーザー アカウント管理です。
VOLTAGE                  - 電圧センサー (電気電圧計) のデータ管理です。
VOLUME                   - ローカル記憶域ボリュームの管理です。
VOLUMEQUOTASETTING       - ディスク クォータ設定を特定のディスク領域に関連付けます。
VOLUMEUSERQUOTA          - ユーザーごとの記憶域ボリューム クォータの管理です。
WMISET                   - WMI サービスの操作パラメーター管理です。

特定のエイリアスについての詳細は、alias /? と入力してください。

CLASS     - 完全な WMI スキーマにエスケープします。
PATH      - WMI オブジェクトの完全なパスにエスケープします。
CONTEXT   - グローバル スイッチすべての状態を表示します。
QUIT/EXIT - プログラムを終了します。

CLASS/PATH/CONTEXT の詳細については、(CLASS | PATH | CONTEXT) /? と入力してください。

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