CellBorderType プロパティ
対 象 fpSpreadコントロール
機 能 スプレッドシート全体や行、列、セル、またはセルブロックの罫線の範囲を設定します。
書 式 fpSpread.CellBorderType[ = value%]
設 定 値 整数型(定数は SSOCX.BAS で定義)
0 | SS_BORDER_TYPE_NONE | なし(デフォルト) |
1 | SS_BORDER_TYPE_LEFT | 左 |
2 | SS_BORDER_TYPE_RIGHT | 右 |
4 | SS_BORDER_TYPE_TOP | 上 |
8 | SS_BORDER_TYPE_BOTTOM | 下 |
16 | SS_BORDER_TYPE_OUTLINE | 外枠 |
用 法 設計時:なし
実行時:設定および参照
解 説 CellBorderTypeプロパティは、Col、Rowの各プロパティが示すセルに罫線を設定します。
セルに罫線を付ける場合は、CellBorderTypeに罫線の範囲、CellBorderStyleプロパティに罫線の種類、CellBorderColorプロパティに罫線の色をそれぞれ設定し、Actionプロパティを「16-罫線の設定」に設定します。
👉 BlockModeプロパティを使用すると、Col、Row、Col2、Row2の各プロパティが示すセルブロックに対して、CellBorderTypeの値を適用することができます。
CellBorderTypeに1~8の整数値を設定する場合には、複数の値を組み合わせて設定できます。この場合には、Visual BasicのOr演算子を使用するか、各整数値を加算して設定します。
「16-外枠」に設定すると、セルブロック内の各セルを囲むのではなく、セルブロックの領域全体を囲むように罫線が引かれます。
セルブロック内の各セルをすべて囲む場合は15(上下左右を加算した値)を指定してください。
隣接する2つのセルに罫線を設定する場合、右側または下側に位置するセルの罫線が優先的に表示されます。たとえば、セルA1に赤の罫線を設定した後、セルA2に青の罫線を設定したとします。この場合、セルA2の4辺はすべて青で表示され、セルA1の下辺は青で上書きされます。
スプレッドシートは、左から右方向へ、上から下方向へ向かって描画されることに注意してください。
罫線の線種や色を参照する場合は、はじめにCellBorderTypeプロパティで範囲を設定してからCellBorderColorプロパティまたはCellBorderColorプロパティを参照してください。
🚩 ■ セルブロックを対象にCellBorderTypeプロパティを参照することはできません。
■ スプレッドシートの左端または上端に位置するセルの左辺と上辺の罫線は表示されませんので注意してください。
サンプル 次のサンプルコードは、セルの左右に罫線を付けます。
With fpSpread1
.Row = 2 :.Col = 2
.CellBorderType = 1 Or 2
.CellBorderStyle = SS_BORDER_STYLE_SOLID 実線
.CellBorderColor = RGB(255,0,0) 赤
.Action = SS_ACTION_SET_CELL_BORDER 罫線を表示
End With