DataColConfig イベント
対 象
fpSpreadコントロール
機 能
データベースとの接続が成功し、スプレッドシートの各列にセル型が設定された直後に発生します。
書 式
Sub fpSpread_DataColConfig(ByVal Col As Long, ByVal DataField As String, ByVal DataType As Integer)
引 数
Col | セル型が設定された列の番号 |
DataField | データベースのフィールド名 |
DataType | データベースが定義したデータ型 |
解 説
DataColConfigイベントは、fpSpreadコントロールをデータコントロールと連結する場合に発生します。
DAutoCellTypesプロパティの値がTrueの場合に、スプレッドシートとデータベースの接続が成功すると、各列に対して適切なセル型が自動設定されます。その後で、DAutoSizeColsプロパティが「0-調整しない」以外に設定されていればセル型に従ってセルの列の幅が変更されます。
DataColConfigは、コントロールがセル型を設定した直後、列の幅を変更する直前に発生するため、これを利用してスプレッドシートが設定したセル型を読み出し、必要があればセル型を変更できます。コントロールが設定したセル型は、CellTypeプロパティから読み出すことができます。ただし、DataColConfigの中で設定するセル型は適切なものでなければなりません。
データベースが定義したデータ型は、DataType引数に以下のように渡されます。
値 | データ型 | セル型 | 説明 |
---|---|---|---|
1 | Yes/No型 | チェックボックス型 | Trueはチェック、Falseは未チェック状態で表示 |
2 | バイト型 | 整数型 | 0~255 |
3 | 整数型 | 整数型 | -32,768~32,767 |
4 | 長整数型 | 整数型 | -2,147,483,648~2,147,483,647 |
5 | 通貨型 | 実数型 | -922,337,203,685,477.5808~ 922,337,203,685,477.5807 |
6 | 単精度実数型 | 実数型 | 開発環境に依存 |
7 | 倍精度実数型 | 実数型 | 開発環境に依存 |
8 | 日付/時刻型 | 日付型 | 日付のみ表示 (セル型を時刻型に変更可能) |
10 | テキスト型 | 文字型 | ASCIIテキスト (最長64Kのタブを含まない文字列) |
11 | バイナリ型 | ピクチャ型 | ビットマップのみ表示 |
12 | メモ型 | 文字型 | 複数行編集 |
TypeMaxEditLenプロパティのデフォルト値は60バイト(ANSIコード)です。DAutoCellTypesをTrueに設定している場合は、DataColConfigの発生時に、TypeMaxEditLenを255などの大きめの値に設定します。これは、入力可能文字数に余裕を持たせ、データベースから読み込むテキストフィールドのデータが確実に格納されるようにするためです。テキスト型またはメモ型のフィールドからテキストを読み込む場合は、必要に応じてTypeMaxEditLenをより大きな値(たとえば255)に設定してください。