Text プロパティ
対 象
fpSpreadコントロール
機 能
セルにテキスト、数値、日付などの値を設定します。
書 式
設 定 値
文字列型
セルに表示されるテキスト
用 法
設計時:なし
実行時:設定および参照
解 説
Textプロパティに値を設定するには、Col、Rowの各プロパティで、あらかじめセルの位置を設定しておく必要があります。
文字型セルやコンボボックス型では、入力できる文字の長さをTypeMaxEditLenプロパティで指定します。デフォルトは60バイト(ANSIコード)です。Textに設定する値は、各セル型で設定された書式を付加したテキストです。Textは、セルに表示されるすべての文字を設定または参照します。たとえば、日付型セルや時刻型セルで使用される区切り文字や、マスク型セルの固定表示文字なども含まれます。
値を入力すると、セル型に応じて正当性チェックが行われます。すなわち、間違った値を入力することはできません。
大量のデータを読み書きする場合は、Clipプロパティを使用する方が処理は高速です。各セル型とTextに設定される内容は次のとおりです。
セル型 | Textの設定値 |
---|---|
日付型 | 書式付きの日付テキスト |
文字型 | テキスト |
実数型 | 書式付きの実数値のテキスト |
整数型 | 整数値のテキスト |
マスク型 | 書式付きのテキスト |
ラベル型 | ラベル名 |
時刻型 | 書式付きの時刻テキスト |
コマンドボタン型 | 保持型ボタンを使用した場合、ボタンが押されている状態では1、ボタンが押されていない状態では0 |
コンボボックス型 | 現在選択されている項目のテキスト |
ピクチャ型 | なし |
チェックボックス型 | チェックがONの場合は1、OFFの場合は0、グレー状態の場合は2 |
オーナー描画型 | なし |
文字型セルでは、TypeEditCharSetプロパティの値によって文字種のチェックが行われます。また、TypeEditMultiLineプロパティの値がTrueの場合は、改行位置にCRLFキャラクタ(Chr$(13) + Chr$(10))を設定することによって、強制改行を行うことができます。
ラベル型セルでは、TypeTextWordWrapプロパティの値がTrueの場合は、改行位置にCRLFキャラクタ(Chr$(13) + Chr$(10))を設定することによって、強制改行を行えます。
サンプル
次のサンプルコードは、文字型セルにテキストを設定します。
fpSpread1.Row = 3 セルを設定
fpSpread1.Col = 2
fpSpread1.Text = "Hello" セルにテキストを設定