Text

SPREAD Ver3.0J オンラインヘルプ

Text プロパティ

対  象

fpSpreadコントロール

機  能

セルにテキスト、数値、日付などの値を設定します。

書  式

fpSpread.Text[ = value$]

設 定 値

文字列型

セルに表示されるテキスト

用  法

設計時:なし
実行時:設定および参照

解  説

Textプロパティに値を設定するには、Col、Rowの各プロパティで、あらかじめセルの位置を設定しておく必要があります。

BlockModeプロパティを使用すると、ColRow、Col2、Row2の各プロパティが示すセルブロックに対して、Textの値を適用することができます。

文字型セルやコンボボックス型では、入力できる文字の長さをTypeMaxEditLenプロパティで指定します。デフォルトは60バイト(ANSIコード)です。Textに設定する値は、各セル型で設定された書式を付加したテキストです。Textは、セルに表示されるすべての文字を設定または参照します。たとえば、日付型セルや時刻型セルで使用される区切り文字や、マスク型セルの固定表示文字なども含まれます。
値を入力すると、セル型に応じて正当性チェックが行われます。すなわち、間違った値を入力することはできません。
大量のデータを読み書きする場合は、Clipプロパティを使用する方が処理は高速です。各セル型とTextに設定される内容は次のとおりです。

セル型Textの設定値
日付型書式付きの日付テキスト
文字型テキスト
実数型書式付きの実数値のテキスト
整数型整数値のテキスト
マスク型書式付きのテキスト
ラベル型ラベル名
時刻型書式付きの時刻テキスト
コマンドボタン型保持型ボタンを使用した場合、ボタンが押されている状態では1、ボタンが押されていない状態では0
コンボボックス型現在選択されている項目のテキスト
ピクチャ型なし
チェックボックス型チェックがONの場合は1、OFFの場合は0、グレー状態の場合は2
オーナー描画型なし

文字型セルでは、TypeEditCharSetプロパティの値によって文字種のチェックが行われます。また、TypeEditMultiLineプロパティの値がTrueの場合は、改行位置にCRLFキャラクタ(Chr$(13) + Chr$(10))を設定することによって、強制改行を行うことができます。
ラベル型セルでは、TypeTextWordWrapプロパティの値がTrueの場合は、改行位置にCRLFキャラクタ(Chr$(13) + Chr$(10))を設定することによって、強制改行を行えます。

サンプル

次のサンプルコードは、文字型セルにテキストを設定します。

fpSpread1.Row = 3  セルを設定
fpSpread1.Col = 2
fpSpread1.Text = "Hello"  セルにテキストを設定