ほたる鑑賞のマナー
「蛍狩り」という言葉がありますが、今はホタルを捕まえてはダメなので、「ほたる鑑賞」「ほたる観察」と言います。
光を発しない
ほたるはとても光に敏感です。
スマートフォンの画面の液晶の明かりや、車のヘッドライト、カメラのストロボなど、あらゆる光がNGです。
また、ほたるは動物が感知しにくいと言われる赤い光にも反応すると言われているため、注意してください。
大きな音を立てない
ほたるは光だけでなく、音にも敏感です。
観賞する際は、近くに人がいなくても大きな声で喋ったり、騒音を出さないよう気をつけましょう。
子どもの年齢に注意
子どもにほたるを見せてあげたい、と思うのが親心ですが、ほたるが光る始めるのは、夜19時台より後です。山を下って帰宅する時間を考えると、その日の就寝はいつもより遅くなるかもしれません。
テンションが上がると走ったり喋ったりしてしまう子。都会育ちで山歩きに慣れていない子。何度も注意する親の声も騒音になります。
指示の通りにくい幼児期の子どもは、無理に連れ歩かず、また来年を楽しみに待つのも一計です。
小学一年生以上が、安全にほたる鑑賞できる一つの目安だと思います。
ほたる鑑賞のもちもの
- 服装…長袖・長ズボン(虫刺され・けが防止のため)
- 靴…長靴(ほたるの生息地は湿地で、運動靴は泥で汚れることがあります。)
- 雨具(ウインドブレーカー、レインコートなど)…ほたるの季節は梅雨どきで、雨がちな天気です。肌寒いときに羽織れるウインドブレーカーがあれば、小雨にも対応できます。
- 着替え・タオル・ビニール袋…転倒に備え、拭くもの、着替えがあると安心です。
- 懐中電灯…ほたるの生息地では点灯厳禁ですが、夜の山道は暗くて危険です。ほたるの生息地への行き帰り、足元を照らす灯りが必要です。最近の懐中電灯はフラッシュが眩し過ぎるものも多いです。ライトにタオルを巻くなどして、輝度を抑える工夫をしてください。
- 虫よけ…やめてくださいしんでしまいます(^q^)虫よけなどが使用できない代わりに、長袖・長ズボンを着用してください。
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