1.「VB6.0」と「VB.NET」
VB6.0 ・・・ Visual Studio 6.0の一部である「Visual Basic 6.0」で使用できたプログラミング言語。
VB6.0 ・・・ 延長サポートが2008年4月に終了。実行環境(ランタイム)のサポートは継続中。サービスパックなどセキュリティ、電話での問合せを指す。
VB.NET ・・・ Visual Studioの一部である「Visual Basic .NET」「Visual Basic 20XX」(20XXは年)で使用できるプログラミング言語。
VB.NET ・・・ こちらは、現在もサポート期間中(Visual Studio 2015 Update 3のサポート期間が2025年10月まで)。
2.Visual Basicアップグレードウィザード概要
・VB6.0のソースプログラムをVB.NETのソースプログラムに変換するツール。
・Visual Studio 2008以前のVisual Studio(Express Edition含む)に同梱されている。ちなみに、Visual Studio 2008のサポートは2018 年4 月10日まで。
図:(左)「Visual Basic 6.0」画面
図:(右)「Visual Basic 2008 Express Edition」画面(※左図のソースプログラムをアップグレードしたものを表示している)
3.アップグレードレポート
・アップグレード後、ソースプログラムとは別に「アップグレードレポート」というファイルが追加される。
・このレポートで、アップグレード後に発生しているプログラム上の問題点が一覧で確認できる。
図:アップグレードレポート内容
「コンパイルエラー」→要修正、「警告」→要動作確認(修正不要の場合もある)
参考
Getting ready for Windows 10 – SDKs, compatibility, bridges (※VBランタイムに関する記述有)
https://blogs.windows.com/buildingapps/2015/06/22/getting-ready-for-windows-10-sdks-compatibility-bridges/
Visual Basic 6.0 ユーザーのための Visual Basic .NET 移行ガイド
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/dd314356.aspx
アップグレードウィザードの利用
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/dd297684.aspx
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