経緯
現在行っているECサイトのパッケージ改修業務にて、口座振替データの取り込みで固定長ファイルを読み込む機能(パッケージ標準機能)があった。開発のフォローとして、動作確認に使用するテストデータを、サンプルデータやファイル設計書を基に作成した。固定長ファイルを触る機会があまりなく、データの作成に少し苦労したため備忘録という意味も込めて発表する。
固定長ファイル(固定長レコード)の特徴
- CSVやTSVのようにファイル取り込みで主に使用される
- PCが普及する前から使用されている、古くからある形式
- 1レコードの長さが決まっている(固定長)
- 1レコード内の項目を既定の文字数で区切っている
- CSVやTSVと違い、区切りが分かりにくい場合があるため可読性が低い
データの作成
始めはサンプルデータやファイル設計書を基に自力で作成していたが、パッケージである程度流用できるExcelのフォーマットを見つけたため、途中からそれを用いて作成。

CSV形式のデータを入力し、項目毎に文字数で切り取り、再度連結して固定長の形に変換する。
まとめ
- データの大まかな種類としてはCSVやTSVと同様。区切り方が違うだけ
- CSVやTSVに比べ、区切りが分かりにくいことが多い(特に数字が連続しているとき)
- 取り込む際のチェック処理によるが、固定長を桁数で見るか、バイト数で見るかによってデータの半角、全角の調整が必要(今回少し苦戦した箇所)
以上
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